以前の記事
2022年 03月 2022年 02月 2021年 02月 2020年 04月 2020年 02月 2020年 01月 2019年 11月 2019年 10月 2019年 08月 2019年 06月 2019年 05月 2019年 04月 2019年 03月 2019年 02月 2019年 01月 2018年 12月 2018年 11月 2018年 10月 2018年 08月 2018年 07月 2018年 06月 2018年 05月 2018年 04月 2018年 03月 2018年 02月 2018年 01月 2017年 12月 2017年 11月 2017年 10月 2017年 09月 2017年 08月 2017年 07月 2017年 06月 2017年 05月 2017年 04月 2017年 03月 2017年 02月 2017年 01月 2016年 12月 2016年 11月 2016年 10月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 04月 2016年 03月 2016年 02月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 カテゴリ
全体 紅茶のこと コーヒーのこと お酒のこと お米のこと 地球探検隊のこと お稽古ごとのこと お肉のこと 寿司・魚介のこと 一芸のこと その他のこと 海外企画のこと お茶のこと 庖丁のこと 温泉のこと ゴルフのこと カービングのこと アジア雑貨のこと 極上品探し その他のジャンル
|
20数年前までは日本を代表するコメでした 最盛期には全国の作付面積でコシヒカリに続く第2位を誇っていた時代もあり、文句なく日本を代表するコメでした。 ところが1993年のときでした。あるいは憶えてらっしゃる方もいるかもしれません。 東北を中心に大規模な冷害が発生し、ササニシキの茎が倒れるなど深刻な被害が発生したのですが、もともと栽培には普段から手間がかかる品種で、生産者の苦労が多かったことに加え、大規模な範囲で収穫を見込むことができなくなり、寒さに対し致命的な面を露呈してしまったことで、多くの農業経営者が嫌い、この米から手を引きました。 そこで翌年の作付の主役を比較的栽培の楽な「つや姫」に譲ることとなり、一気にササニシキの市場は消滅てしまいました。 その後、沈黙の20年近く、一部で復活を目指し後継種の研究が絶え間なく続けられ、ついに新品種「東北194号」を作り出し、そこから更に改良しつつ、全国ブランドへの返り咲きに向けて着実に前進しているそうです。そういえば、近くのホームセンターでササニシキを置いているのを見たことがあります。 失われた20年の間、日本人の嗜好も変化し、昨今ではどちらかというと、あっさりとした味のササニシキより、ねばりの強いコシヒカリを好むように移り変わってきたことも復活に時間がかかった一員でもあると思います。 ただ、世の中にはこのコメの復活をどこよりも望んでいる飲食業界があるのです。 その業界というのはお寿司屋さん、ササニシキの特徴である口の中でふわ~と解けるほぐれ感、その食感がお寿司にぴったりのおコメであり、全盛期の当時からお寿司屋さんの使うお米の代名詞というくらいの存在でした。 このササニシキがビジネスとして、かつてのシュアを取り戻すかどうかはわかりませんが、一時代を作ったこのブランドの復活が一歩一歩近づいてきているような気がしています。 おにぎりにも最も適しているササニシキ、その復活を待ちましょうか。 お披露目になったプランに興味のある方は”大人の教室へようこそ”で 検索してみてください! ランキングに参加中です
by dwsdws
| 2016-12-02 17:03
| 極上品探し
|
ファン申請 |
||