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Xというのが実はアプローチの事。36とはパットとパーオンの打数になるのだが、当然このパットがマイナスならXが0でアンダー。 こんなのはプロの計算式。我々アマチュアには縁遠い夢物語なのだが、パットの36という数字を減らすためのX(アプローチ)の練習とウェッジ選びがどうあれば良いのか。 今回は、個人的な経験に裏付けされたアプローチの練習とウェッジ選びの関係性についてコメントしてみたい。 しっかり振れない程の怪我で全国大会の予選出場を控えていた練習場での事。 どうやったら予選カット想定ライン78を通過できるのだろうか? ショットは飛距離を3割以上も落とし、ショートを除くパーオンはロング以外殆ど望めない。そんな時に実践したアプローチ練習は自分で自分を褒めてあげたいと思っているし、今でも実践している。 18(ホール)X 3(打)+36(パット)=54(パーオン数)+36(パット数)=90(スコア) 自分の平均パット数は30前後。この数式から導き出される84が今の実力となる。 「多分84が今の実力だろう!?ワンパットを12回決めれば予選通過かあ・・・」結構シビアな数字である。パット数24で6ストローク縮めるのはかなりハードルが高い。 ショートとロングの距離や難易度にもよるが、一般的にパーオン出来るのは全部で8ホール。それも完璧に近いショットを打ってという条件付。 平均飛距離260ヤードの自分にとってドライバーはこの時200ヤード前後。会場となるコースでパーオンショットを100ヤード前後まで持って来れるのは結局ロングしかない。残り14ホールでバーディーを取るのはショートホールしかないのだが、軒並み200ヤード前後でかなりハードルが高いし他のホールは絶望的。 とにかくパーを取る! そのためには、100ヤードまでをワンピン以内に付ける技術を飛躍的に向上させるしかなかった。 アプローチで重要なのは距離感。その距離感は道具による依存度が結構高い。それというのも転がしとスピンという両極のショットで必要となる距離感はかなりの感性が要求される。 基本はスピンと転がしの両極を練習することになるのだが・・・。 よく、アプローチは芝の上からじゃないと練習ににならないという話を聞く。確かに人工芝からのショットは芝の上から打つよりもやさしい。だからと言って人工芝からのショットが練習にならないわけではないと思っている。 しっかりヒット出来たか、人工芝で滑ってヒットしたかぐらいは分かるので、ボールを捕まえる練習は練習場でも十分のはずだ。 コースじゃないと分からない一番の理由は、様々なライからのショットや、着弾してからの足の出方に一番違いがある。下が硬い人工芝の上に着弾しても跳ねて足、の出方が全然違うし、例え練習場が芝であってもコースのグリーンとはコンディションが雲泥の差。バサバサな芝の上をどの程度転がるかなんて、練習していても、落ちているボールの邪魔も入れば、足の長さも全然違う。もちろん、道具によってスピンの効き方も違えば足の出方も違ってくる。 この微妙な1ヤードの違いがパットで1ヤードの違いとなって立ちはだかるのだから、着弾後でもイメージ通りでなければ距離感を味方にすることは出来ない。 コースでスピンと足の出方を。練習場ではキャリーの精度を磨くしかアプローチ練習の意味は無いという結論に至ったのだった。 どんな打ち方をすればどんな球筋になるのか? 早い話がとんな打ち方にせよアプローチはバリエーションが豊富。スピンだろうと転がしであろうとキッチリ捕まったボールを打つ事に尽きるのである。そして狙ったところに確実にキャリーさせる。どの程度転がるかはコースで検証する。 ゴルフで唯一飛ばさないスィングがアプローチだ。「100ヤードまではフルスィングしない!」心に刻んだこの繰り返しの練習場とコース通いが2ヶ月続いた。 ここで注意しなくてはならないのが、アプローチで最も重要とされる感覚や感性。この感性を軸に置くと、その日の調子によって距離感はバラバラになるし、練習の成果を実感し難い。もっと言えば、感性を磨こうとすると、練習もショット練習というより感性を磨くショットとは?を練習しなくてはならなくなるはず。 よくラウンド前、練習グリーンでのファーストパットがその日の距離感と言われるが、実はアプローチもそうではないか?と思っている。 ただ、追い詰められた自分にとっては感性をとことん磨くか、感性を捨てて機械的にアプローチを理論化するかの二者択一。感性を捨てて練習するしかアプローチ練習は無い結論に至った。失敗は許されないのだから・・・。 結局後者を選び、機械的なアプローチで極力感性を排除する練習を開始した。 まず、正確なコンタクトを可能にするアドレスとフォームを徹底的に追求。毎日300球以上の打ち放題でアプローチのフォームを固める。重心は左6~8割、トップ45度のキャリーーと90度のキャリー。フォローをそれぞれ50%と100%でキャリーを計測。トップでは左手親指にクラブの重さを感じることで精度の高い方向性を追求する。決して左親指と人差し指の間にクラブの重さを感じてはならない。出球が右に出てしまうから。 さらにヘッドアップが大敵。ヘッドアップして右に飛び出したボールを追っかけても理想の軌道に戻ってくる事は無い。打ち終わったら、低いフォローでヘッドアップを抑えて必ず体を真正面に正対する。 そして、機械的アプローチは45度トップと50%フォローでキャリー10ヤード。同100%フォローで20ヤード。 90度トップ、50%フォローでキャリー35ヤード、同100%フォーローで60ヤードが機械的にキッチリ打てるようになってきた。 この時、ボールコンタクトで最も重要なのが左軸を固定してしっかり体をトップまで回すこと。特に45度はトップが浅すぎて手打ちになってしまう。 ここで必須なのはトップで一呼吸の間を取る。1~2秒トップで止めると手打ちではヒット出来ない。始動~トップ~ダウンスィングを一連の動作でスィングしても、切り替えしで反動を使ってしまい腕に頼るスィングになってしまうのである。 トップが浅ければ浅いほどボディーターンでヒットしなくては正確なショットは打てない。手の動きに一切頼らない、フォローで正対することで浅いトップでも体を回すことを体に刻み込んだ。 これで10~60ヤード圏内が全てストライクゾーンに入った。 この範囲の中で、トップの角度+フォローでの振り切り度合い=距離感 でアドレスする前の足し算を作る。 すると、45度~90度間のトップ、フォロースルー50%~100%の間で何をチョイスするかによって、1ヤード刻みとまでは行かないまでも、かなり精度の高い数ヤード刻みのアプローチが実現してきたのである。 後は、スピン量とフェースの開き方を理屈として習得する必要がある。 アドレスは一緒。フェースの開き方をどのように体系化するか? 転がしは、ボールをどの程度右に置くかでロフト角を気にせずスグに距離感を把握出来た。 普通のスピンについては、ボールを左に置くことで、このフォームでのスピンがどの程度掛かるのかも把握できた。 残るは、ロブとスピンの掛かった低いボールである。これを機械化するのと、納得できるまで反復練習を重ねる必要があった。 フェースの開き過ぎによるショート、ミスヒットによるトップやザックリ、転がしに付き物のチャックリやノー感。この不安を打ち消す為の練習だ。 まず、ロブは90度以上のトップだとミスヒットが多いのでトップは90度までとした。 重心は左に80~100%。フェースの開き具合は、スクエアに構えてから適正な左足の引き具合とリーディングエッジが自分の左足のどの部分を向いているかで開き具合を計る。 かかとの後端が一番開いた状態で、90度トップ100%フォーローはキャリー30ヤード。 土踏まず中心位置でキャリー40ヤードが体系化出来た。 次は、スピンを掛けた転がしである。 転がしでスピンを掛けるには、ある程度ロフトのある56度以上のウェッジと入射角を強くする必要がある。 ウェッジのチョイスについては後述するが、入射角から体系化する必要があった。 この入射角も腕の位置だけを左に寄せてしまうと感覚的なスィングにベクトルが向いてしまう。自然に入射角を強くするために左肩をアドレスで落とす方法を採用。左肩の落とし方の尺度はシャフトの傾向きを角度で把握する。グリップエンドはいつもと変らぬ位置だ。どの程度スピンを掛けるかは、左足を引きフェースを開く。もちろんボールは右サイド。その尺度は前述の通りリーディングエッジの方向だ。これによりスピンの効いた低い球がコントロール出来るようになった。 先の練習では60ヤードまで。それを100ヤードでワンピン以内に付けるためには、100ヤードショットを今から練習する時間は無い。 同じスィングをして、ロフト何度でどんな球が出るのかを徹底的に追求した。 先の練習でも、実はどんなウェッジを使うかキャリーだけは掴んでいたので、この時のチョイスは50度と58度のウェッジセッティングとなっていたのである。 50度ウェッジで先のショットを実践すると、70ヤードから最大100ヤードの距離を刻みキャリーも体系化出来た。ロフトを変えるだけでスィングは同じ。 ある日のラウンド。ウェッジ計8本を持ち込んだ。試打クラブや所有しているもの、友人からの借用品の面々を練習場ではかなり打ち込んだ。候補となったウェッジは他にもA-グラインド、三浦、P-tuneなど、どれもイイ顔の面々だったのだが、その時の好き嫌いだけで気分で選んだのは以下である。 50度がエポン210KGX、213STX、タイトリストSM5 ZODIA WMF01 58度がエポン213STX、ロマロアルコバサ、タイトリストSM5、ZODIA WMF05 まず、コースのアプローチ練習場で芝の上から打ってみる。ランは本コースと比べるとアテにならないのでキャリーだけ確認。 この時点で、ロマロアルコバサはヘッド重量が自分のスィングには足りないような気がする。手打ちになる可能性があるので想定通りの脱落。 そしてタイトリストSM5は両ロフト共にスピン性能が他に比べて弱い上に打感が今ひとつなので、こちらも却下となった。 58度はZODIAと213STXが候補。ラウンドで、ZODIAのスピン性能が高すぎるため想定しているランがコントロール出来ないし、ショートするのが怖いという理由で結局213STXが当選。 50度については最後まで210KGXと213STX、ZODIAで悩んだ結果、210KGXの方がスピン性能が高く、100ヤード打ってもスピンが効いて殆どキャリーで止まるのでしっかり距離を打てるため当選となった。 同じスピン性能のZODIAは重量が少し重く感じたのだった。 プロのように毎回同じコンデションを作れるわけではないし、道具に体を合わせるのもアマチュアの宿命。同じウェッジで揃える方がカッコいい?そんなチョイスは追い詰められた自分には全く無かったのである。 アプローチ練習で自信と技術の裏付け。そしてそれを裏切らない道具に対する信頼感。 試合では案の定、殆どボギーオンだったがパット26でトータル78。カットラインギリギリでの予選通過を果たした。 結局本選では、フィニッシュも取れず、下から数えた方が早い順位だった。更に1年近い休養を余儀なくされ、リハビリしてやっとの復帰で今に至るが、アプローチというショットバリーションに対しては、ある程度の引き出しと自信が持てた瞬間だったし、今でも上達出来る練習法として採用している。練習場では大体100球ほどしか打たないのだが、100ヤード以内の練習が60球。残りをアイアンとウッドでその時に応じて練習するのがお決まりのパターンになっている。 現在、トップを同じ角度でどの程度右に引っ張ってトップを作るかによっても、5~10ヤードの範囲でキャリーの出し入れが出来るようになってきた。 副産物と言えるかどうかは分からないがロングでのバーディー奪取率が格段に上がっているのは言うまでもない。 日々張り切っています。 僭越ですが、小生が欲しいクラブを中心に紹介する 中古・地クラブショップとして快打倶楽部を営業中です。 でも最も本業はこっち!企画の三日坊主大歓迎のプランの紹介や こだわりのお米・逸品庖丁など各種こだわりの通販もやってます。 ぜひ”大人の教室”へもご来訪いただけることをお待ちしています! ランキングに参加中です
by dwsdws
| 2017-07-14 15:32
| ゴルフのこと
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