以前の記事
2022年 03月 2022年 02月 2021年 02月 2020年 04月 2020年 02月 2020年 01月 2019年 11月 2019年 10月 2019年 08月 2019年 06月 2019年 05月 2019年 04月 2019年 03月 2019年 02月 2019年 01月 2018年 12月 2018年 11月 2018年 10月 2018年 08月 2018年 07月 2018年 06月 2018年 05月 2018年 04月 2018年 03月 2018年 02月 2018年 01月 2017年 12月 2017年 11月 2017年 10月 2017年 09月 2017年 08月 2017年 07月 2017年 06月 2017年 05月 2017年 04月 2017年 03月 2017年 02月 2017年 01月 2016年 12月 2016年 11月 2016年 10月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 04月 2016年 03月 2016年 02月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 カテゴリ
全体 紅茶のこと コーヒーのこと お酒のこと お米のこと 地球探検隊のこと お稽古ごとのこと お肉のこと 寿司・魚介のこと 一芸のこと その他のこと 海外企画のこと お茶のこと 庖丁のこと 温泉のこと ゴルフのこと カービングのこと アジア雑貨のこと 極上品探し その他のジャンル
|
各自、一番飛ぶドライバーを持ち寄り飛距離を競い合う日々のラウンド。その時の300ヤードドライブと道具の話。 そこには、クラブと技術のデリケートな相関関係が垣間見えたのだった。 ジャスティック プロシードRⅦ tour460。すでに使っている方には釈迦に説法かもしれないが・・・。 激飛びドラとしてファンが多いこのヘッドは、過去のRⅣ9.5度が反発規制違反となり使用禁止にもなった、いい意味で?激飛びメーカーの一つだ。 純正シャフトもあるのだが、カスタムで組むファンに根強い人気。ニューモデルが発売される度にその期待を裏切らない。 以外と知らない人も多いメーカーなのだが、グランプリD63同様、今一番飛ぶドライバーは?と聞かれたら、プロシードはRⅡ時代から必ず名前が挙げられているだけに激飛びドライバーの地位は不動だ。 かく言う私もその信者でRⅡ時代から好みのシャフトを突っ込んで振り回している一人。 飛距離鉄板のDAT55チタンフェース。規制ギリギリてフェースをシェイプしているだけに、1年に1度ヘッドを割ってしまう猛者もいる。 それでも麻薬的な飛距離なため、他に浮気出来ない程ハードヒッター御用達ヘッドだ。 非常に弾きが強いDAT55独特の打感。ただのDATの弾きだけでは無く、柔らかい打感の中に芯を感じる振り心地はジャスティックの設計の賜物だろう。 最近評判のネクスジェン ジェットブラックもかなりの開発費を投じたDATヘッドの秀作なのだが、プロシードの柔らかさまでは持ち合わせていない。 他のメーカーでもDAT55使いで、飛距離抜群、打感秀逸と言えるのは、このプロシードとバルド568LCと568-460くらいではないだろうか? この日は殆ど無風状態。各自自慢の一本を投入して飛距離を争っている4人にとって、ギアの話題はラウンド中の楽しみの一つでもある。 HC4の一人はリョーマをチューニング。曲がらないヘッド特性を活かして長尺化していた。 もう一人もキャリー+ランで260ヤード以上をコンスタントに飛ばす。引っ提げているのはM1を長尺仕様にしたバランスD8のバケモノクラブ。吹け上がらないヘッド特性を活かし、ハイロフトでミート率を意識した調整。キャリーとランの両方を稼ぐという、振れれば理屈に叶った激飛びの代物。そんな強烈スペックを軽く振ってガッツリ飛距離を稼ぐHC3の猛者。 さらにHC3がもう一人。カムイTP07にこちらも46インチの長尺仕様でラウンド前のドライビングレンジでも他を寄せ付けない圧倒的な飛距離を誇っている。 いずれの面子も一緒に回ると次から誘ってもらえなさそうな嫌われ者?猛者ばかり。一番下手っぴで末席の私はプロシードRⅦ9.5度、デザインチューニングZERO Xフレックス45.5インチ。 毎回、抜きつ抜かれつのデットヒートを繰り広げている飛ばしっこに強烈な一発が炸裂した。 持ち球のドローでキャリーとランを稼ぐのが私の飛ばし方なのだが、この日は風が無かったので、兼ねてより飛距離アップしたパワーフェードがラウンド目的の一つでもあった。 イン・トゥ・インに振り抜いて、最後のひと伸びで右に、少しだけ滑り気味に曲げていくこの球。 果たして、どれほど飛距離が伸せているのだろうか? 持ち球ドローより飛ばせる自信はあるのだが・・・結果は如何に? 308Yミドルでのティーショット。 スタイミーになる木を避けるために200~220ヤード付近に落としてセカンドで狙うのが安全策。 この木を避けるためには、キャリーで250ヤード飛ばせれば越えるが、270ヤード以上打たないと御神木に当たったり、曲げると林から破滅の音が聞こえて不幸に直面する。 グリーン手前にガードバンカー。丁度ここまでが300ヤード地点となるのだが、グリーンがフェアウェイ左側のため、ドローで御神木の右からフェアウェイに置くか、フェードで飛ばせる人は、御神木の横にあるバンカー方向からフェアウェイを狙って曲げるのがこのホールでの飛ばしのテクニックとなる。スタイミーな御神木を避けるための手練手管が必要とされるホールなのだ。また、自分の飛距離を推し量る尺度にもなって毎回楽しみなホールのひとつ。バンカーより左方向に行ってしまうと林と隣ホールになりセカンドで致命傷。ガードバンカーまで飛ばせる人も今まであまりお目に掛かったことが無いだけに、上手く 木を避け、残り50ヤード以内に落とせればバーディー奪取率が格段に上がる。 ちょうど、風も無いのでパワーフェードを試してみると理想的な弾道が激芯を食って飛んで行った。バンカー手前でバウンドしてボールの姿が消えた。どうせ手前のラフだろう。ポジション的にはまずまずである。ラフにボールは無く、300ヤード地点のガードバンカーに転がっている私のボール。「出た!300ヤードドライブ」上手くバンカーを避けていれば、ミドルワンオンだったのは間違いない当たりだった。 -「球筋・キャリーで20ヤード違う!」激飛びドラ!- プロシードを使う理由を聞かれれば迷い無く「飛ぶから!」そして、「弾道が違う」と答える。 じゃあ、どう飛ぶのか?そしてどんな弾道か? 個人的にはキャリーで15~20ヤード違う。何よりも弾道が素晴らしい。と思っている。 ①目で追いきれないほどの初速。 ②一気に最高点に達する時のロケットのような空中加速感。決してホップするような球筋ではない。 ③一気に最高点に達して巡航ミサイルのような(ホンモノの巡航ミサイルなんて見たことないが・・・)高弾道安定飛行。 ④分厚いインパクトが証明する、力強い弾道で少々の風なんてビクともしないグイグイ進んでいく力強さ。 打感がDAT55特有の強烈な弾きだけではなく、柔らかさの中に芯を食った喜びがフォロースルーで伝わってくると、「このドライバー使ってて良かったあ~」と心から実感。 次にフィニッシュがピタっと決まるドヤ顔が待っている。 こんな実感を何度も味わうとショートホールが嫌になってくる。「早くドライバー打たせてよ!」そんな気分にさせてくれるばかりか、当然スコアにも反映されてくるのだ。 先ほどの300ヤードドライブもバンカーからイーグルを狙ったが、楽々バーディーだったのは言わずもがな。 若かりし頃、飛距離を武器にドラ・サンでコース攻略しまくった時代を彷彿とさせる中年オヤジなのである。 私はプロシードの打感でフォロースルーをコントロールしていると言っても過言ではない。それも柔らかさと弾き感の両立した感触が分かるようになったからだろう。 右は禁物のロングホール。 出来ればドローでフェアウェイ左サイドにポジションを決めたい。右に打ってしまうと、林がスタイミーになり、セカンドをベスポジに置くことすら困難になる。もちろん、右の林を越して2オンも狙えるホールなのだが、右に置いた瞬間それも不可能。フェアウェイ右半分は使いモノにならないホールでの事。 トップから十分に懐を作って右に打ち抜いた。インパクトで理想的なドローボールになることは確信出来た。後は押し切ってきちんとフィニッシュを決めるだけ。 吹っ飛んだボールはキレイなドローの放物線でベスポジをキープする。セカンドで2オン狙いもアリだが落ち際はブラインドなのでそれはギャンブル。 残り120ヤード残しのセカンド。あまり突っ込むと松に邪魔され3オンも厳しくなる。もう、セカンドは楽勝。後はサードショットでいかにピンに絡めるか? ティーグランドを降りた時点でもうコースマネージメントは完成していた。 -適度に曲げる!打感を知れば怖いもの無し!②- この日はバンカー横のグリーンを転がし上げて、出来ればワンオンで直撃したい。 だとすれば、飛ばしてバンカー方向から右に少し曲がってくれればOK。300ヤードドライブと同じショットが要求されている、パワーフェードの出番を待つミドルホールでのこと。 イン・トゥ・インのスイング軌道を心掛けて、最後にフォローで振り切ってフェードを掛けていくのだが、結果は曲がらずのストレートボールだった。いわゆるプッシュアウトの反対のプッシュインとでも言っておこう。 パワーフェードの感触はプッシュアウトに非常に似ている。芯を食ったプッシュアウトが良く飛んでいることは、少なからずご理解頂けると思うのだが、まさしくこの反対。 最後の振り切りが足りないとフェードにならず、アドレスした方向に真っ直ぐ飛んで行ってしまう。もちろん飛距離はかなり稼げるのだが、ほんの微妙な振り切り方とフォロースルーの違いでストレートボールになるのである。 このストレートボールも武器として使えれば非常に頼もしい限りなのだが、まだそこまでの技術は無い未熟者。 グリーン横のバンカー近くのラフにボールがあるのが見える。バンカー越えのロブショット覚悟でセカンド地点に向かうのだった。それでも、ナゼ曲がらなかったか分かるのは、微妙な打感が教えてくれる教科書のようなクラブだったからではないだろうか? -抜く!打感を知れば怖いもの無し!③- ちょっと、スライス気味に打ちたいホール。ここでもパワーフェードで打ちたいところだったのだが、林の先に1/4程度しかグリーン面は見えない。パワーフェードで飛距離を稼いでワンオン狙いのギャンブルも出来るのだが、ルートは一つだけ。それよりも適度なスライスを掛けてサブグリーン方向から花道を狙う方がミスの許容範囲が広い。 フォローで左腕を少しだけ抜き気味に打てば、芯さえ食えば理想の弾道でグリーン手前50ヤード以内にスライスで落とせる。 試してみると、理想通りのインパクト。すかさず左を少しだけ抜き気味にフォローを取る。フィニッシュは取らずというよりそれなりのジョーダンスピース的フィニッシュ? イメージ通りの弾道でベスポジをキープするのであった。残り50ヤードを切る安心のセカンドライフが待っていた。 クラブに慣れてくると打感次第で、どこに飛んで行ってるか?どの程度飛んでいるのか?がインパクトで分かる。 ここまではどのクラブでも一緒だと思うのだが、打感が硬いと微妙な球筋がインパクトでは把握しきれないと思っている。 よくフォローで右手を離して左腕一本で修正している方がいらっしゃるのだが、松山プロ含めて、私には不思議でしょうがない。というより私はそのような高等テクニックは持ち合わせていない。 ローハンデキャッパーがそのような仕草をするのは、高等テクニックとしてありなのだろうが、格好だけの人も結構お見受けするし、失礼ながら滑稽に見えてしまう。 癖みたいに右手を離してフォローを取っている人を見ると、この人はホントにドライバーが苦手なんだろうな?と思ってしまうし、格好だけのようにも見えてしまう。 ナゼ、こんなことを言うかというと、どんなショットでもちゃんとフィニッシュを決める。例えミスショットであってもだ。それが私のスィングポリシー。 フィニッシュが取れないスィングはトップが間違っているし、グリップやアドレスすら違っていることも多い。フィニッシュからトレースしてスィングを組み立て、球筋を決めるのが王道だと思っている。 カット軌道になればなるほどフィニッシュは取り辛い。擦り球ばかり打っている人にフィニッシュを取れと言っても出来ないだろう。 その点をクラブの側から考えてみると、インパクトでの感覚がボヤけたクラブは、微妙な打感が分からないと思う。弾道によっての最終的なフィニッシュは取れないのではないかと思う次第。 絶妙な打感を誇るクラブは微妙な打感の違いをスィングに伝達出来るし、それを武器として使えるプレイヤーに愛されるギアなのではないだろうか? 日々張り切っています。 僭越ですが、小生が欲しいクラブを中心に紹介する 中古・地クラブショップとして快打倶楽部を営業中です。 でも最も本業はこっち!企画の三日坊主大歓迎のプランの紹介や こだわりのお米・逸品庖丁など各種こだわりの通販もやってます。 ぜひ”大人の教室”へもご来訪いただけることをお待ちしています! ランキングに参加中です
by dwsdws
| 2017-07-21 12:00
| ゴルフのこと
|
ファン申請 |
||