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現在、一番所有感をくすぐるクラブと言えばPXGだろう。バックフェースの外周にウェイトビスを配置した調整機能とクラブデザインが一体化されたフォルムが、いかにも印象的でトレードマーク的存在感を醸し出している。 高額なのもさる事ながら、中々入手困難なため、その希少性に価値観という相乗効果が加わり、中古ショップでも殆ど見掛けない。と言うより、あれば、ネットに露出する前に即売といった人気モデルだ。 今回、PXG0811ドライバーを当「快打俱楽部」で委託品としてお預かりする事となり、以前取材した時のインプレを紹介したい。 アメリカの大富豪ボブ・パーソンズ氏が、ピンでクラブ開発を担当してた技術者を迎え、金に糸目を付けずに開発したメーカーがこのPXG。 地クラブを作ったと思えば、それほど高価とは思えないのだが、手に入らないのと、人気が凄いところが今一番の旬となっている。 今回用意出来たのは、ヘッド460cc、9度、シャフトはアルディラROGUE 6X、44.75インチ。 聞いただけでも身震いしそうなハードスペックなだけに、試打コメントをお願いしたのは、オフィシャルHC6、競技歴十余年の猛者。クラブの造詣も深く、パーシモン時代からドライバー遍歴を重ねる御仁だ。私では手に負えないビビリ故の依頼だった。(泣) もちろん、上記以外のスペックもラインナップされているのだが、如何せん入手困難なため当ブログもお蔵入りか?と危惧していたところの入荷だったため一安心。 飛距離性能、操作性、打感は勿論、ウェイトビスのポジションによっての違いまで、深掘りして頂いたので参考にして頂きたい。 尚、頂いたコメントは当ブログ論調で編集してあるが、事実そのままをお伝えしているので、誤解がないように。 結論から先に言おう。ツアープロが使い始めたことから、敷居の高さを感じると思うが、意外にやさしいドライバーだった。 フェースは、ややシャロー気味で投影面積は大き目。シャローバックのヘッドが定重心、深重心でいかにも浮力を出せそうな雰囲気。 パッと見た瞬間、ピンのドライバーに似ている。アイアンにしてもピンS55にそっくりのフォルムだし、’ピン・エックス・ジー’と揶揄する人もいるほど。 ヘッドとシャフトは脱着式、±1.5度でロフトを変えられるが、このスリーブもピンドライバーそっくり。試しにピンのシャフトを挿してみたのだが、さすがに合わなかった。元ピンの開発者が世に送り出したことはあるな!そんなイメージを持って頂ければ良いのではないだろうか? PXGのカッコ良いところは、トレードマークとも言える、バックフェース外周に羅列されたウェイトビスの配列。ドライバーはタングステンウェイト(シルバー2.5g)6箇、チタンウェイト(ブラック0.5g)の計16箇所(アイアンのノーマルはチタンウェイトのみ10箇所)でポジション変更できるのだが、無限大?に近い組み合わせで、重心距離と深度を変えて微調整が出来る。繊細な振り心地を追求するゴルファーにとっては、実に頼もしい設計思想のはず。その点もしっかりと紹介してみたい。 ただ、ネジ部分が非常に短いため、落としやすく、無くしやすいのでポジション変更には細心の注意をお忘れなく!屋外で、落とした瞬間にさようなら(泣)は覚悟する必要あり。 レンチは他社メーカーのレンチでも代用できるし、ビスもシャフトもカチッと音がするまで締めないと、プレイ中にアレ?ってことに。無くすと悲しい思いをするのは想定の範囲内ということをお忘れなく。 チタンもタングステンもオプション5個セットで取り寄せできるので、予備を買っておくと安心だし、もっと繊細な調整を追及できる。(チタン5000円程度、タングステン3000円程度) ポンっと置くとやや開き気味の座り。ロフトノーマルポジションでも、やや開き気味に感じるかもしれない。それでも、ワッグル中44.75インチという安心感とアルディラROGUEのタフさはあまり感じない。 今では、三菱レーヨングループのアルディラシャフトはKUROKAGEと人気を二分する人気。USPGAでも使用プロが多く、言わずと知れた叩けるシャフトだけに、最初から全開で振ってみる。 高さを抑えた中弾道で伸びのある球が250ヤード付近にキャリー。 ヘッドの返りも、捕まるが決して良い方とは言えないが、適度に捕まり、左に行かない棒球を連発。イメージ通りの軽いドローで飛ばせるのには驚きだった。 オーバースペックだと右に出てそのまま。そんな心配は一切感じさせないアッセンブルの妙なのかもしれない。 球の伸びの良さは目を見張るものがある。このスペックなら、シャフトのハードさを吸収できるヘッドで心配する必要は無さそうだし、45インチは必要無さそうだ。返って、インチアップするとミスヒットに対してセンシティブにならざるを得ないのではないだろうか? USPGAプロが最近、43.5インチや42インチ台のドライバーを使っているのを耳にするのだが、飛距離を捨ててまで、コントロール性にこだわるのは、パワーヒッターならありの話だと思っていた。しかしながら、この全長で45インチ以上のドライバーと飛距離で渡り合えるクラブの進化を目の当たりにした。 結論から言うと、ヘッドの許容性と反対にシャフト剛性のアッセンブルで、非常に飛距離性能が高くて、直進性がズバ抜けたドライバーに仕上がっている。ヘッド形状からしても、元々高さが出せるヘッドなだけに、多少オーバースペック気味の方が、高さを抑えて直進力を得られるのではないか。 最近流行りの、キャロウェイEPICやテーラーM1と比較しても互角に飛距離を出せそうだ。ただ、このクラブはキャリーを稼ぐクラブという大前提と思われるが、もちろん、シャフトとのアッセンブル次第という条件付で。 ウェイトポジションを微妙に変更できるからこそ、自分にとってのベストマッチが必ずありそうだ。 今度は、重心距離を長くして、捕まりを抑えたウェイトポジションで試打を開始。バランス計を持ってこなかったため、D4ノーマルからどの程度変化したのか数値的には分からないが、少し持ち重り感がある。あまり好きなバランスでは無さそうなだけに、右にスッポ抜ける球が出ないか心配だった。 それも杞憂に終わる。意外と素直で変な動きをしないシャフトとスィートエリアが広いお陰か、ノーマルポジションと同じ打ち方をしても、気持ち右に出るだけで大きく右に出る心配は無いし、しっかりドローで返って来る。ノーマルより多少曲がりが抑えられた感があるだけで、十分コントロール圏内なので、アドレスのポジション次第でどうにでもなりそうだ。 少しシャット気味に上げてみた。捕まえて振ってやろうとすると、そこまでする必要も無く、ノーマルと同じスィングで十分。返って変な細工をするとミスヒットを誘発する可能性の方が高い。シャフトのハードさをスィングでカバーしようとすると、返ってスィングをおかしくするのを再認識させられた。 このクラブ最大の捕まり仕様で試打を開始。捕まりが極端に良くなるなんて事は、前回のポジションで認識済み。 全体的に少し軽く感じる。普通に振ると少し左に出て軽いドロー。「想像通りだ。」となれば試さない手は無い。 ボールポジションを若干左目に置き、オープンに構える。パワーフェードにチャレンジしてみると、高弾道でこの日最大250ヤード以上のキャリーが出た。 やや左方向に真っ直ぐ飛んで行き、最高点直前から滑るように小さな横滑りフェード。曲がらないドライバーのみで味わえる最高のパフォーマンスにご満悦。 気持ちの良い捕まり感と高弾道の飛球線、イメージ通りの球筋に「堪えられまへんな!」こんな球毎回コースで打てたら一生このドライバー使うかも! -PXG0811を総括- 弾きを強く感じる最近の飛び系ドライバーの打感。 どのクラブに似ているか、形容するのに迷うのだが、タイトリストの915シリーズを少し柔らかめにした感じ。決して柔らかいとは言えないが、カチカチではないまでも、最近の飛ばし系の打感と言っておこう。 打音についても同様で、高めの金属音ではあるが、耳障りではないし、むしろ気持ち良い、こもった金属音の旋律。 オフセンターヒットにはめっぽう強いと感じた。多少、トップ気味に当たってもしっかり球を上げてくれる。トゥ寄りのミスヒットには結構寛容なのだが、ヒール寄りは飛距離を落とすことになる。捕まりヘッドではないので宿命なのかもしれない。 シャフトは先述の通り、多少オーバースペック気味、45インチ以下でしっかり叩きたい。 唯一の欠点は、大きく曲げることが出来ないこと。特にフックは、かなりヘッドスピードが無いと打ち辛い。 パワーフェードを武器しているゴルファーにとっては、よだれモノのドライバーと思われる。 日々張り切っています。三日坊主大歓迎のプランや関連する通販ページを用意した ”大人の教室”へもぜひご来訪いただけることを心よりお待ちしています! ランキングに参加中です
by dwsdws
| 2017-04-06 17:52
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