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最近、ネック調整アイアンを中古ショップでよく目にする。 このネック調整品の殆どが、ライ角調整をしたものなのだが、メーカーの啓蒙もあり、ライ角の大切さについては賛同するのは大前提。 ライ角を意識する人の殆どが、意外と数値だけを鵜呑みにして調整しているのでは?と思われる。 ところが、実際使ってみると合わずに放出(泣)なんて事もあるのではないかとも思っている今日この頃。 本来、ライ角はどのように調整するべきなのか? その点も踏まえてコメントしてみたい。 あくまで個人的な見解であることは、毎度恐縮ではあるがお約束ということで! ![]() あるラウンドでのこと。 ゴル友H氏が新品アイアンを筆下ろしした。 このH氏は身長が160cm未満、スィングはワンプレーンスィングなので、いつも決まったライ角で調整してもらっている。 ラウンドが進むにつれ、どうも顔色が曇って来はじめたので尋ねてみたところ、どうもアイアンがしっくり来ないそうだ。 いつものライ角で調整してもらって、意気揚々と初打ちと意気込んできたものの、ニューアイアンに困惑気味なのである。 帰り際、「新しいアイアンは練習が必要だね!」と言い残して次のラウンド。 まだ、しっくり来てないらしい。 そして、そのラウンド中にライ角調整の話になり、色々ゴル友皆で意見交換をしたのを覚えている。 ![]() ラウンドでの意見交換中、H氏の不調の原因がライ角調整による落とし穴にハマってしまったことが徐々に露呈してきたのである。 アイアンを新調したH氏は工房でライ角調整をしてもらう際、自分のライ角を指定せずに1.5度フラットで調整して欲しいとオーダーしたそうだ。 工房は、言われた通りに1.5度フラットにライ角を曲げた。 それなのに、後日ライ角を計ってみると結構バラバラ。 なぜ、こんな事が起きるのだろう? 理由は二つである。 元々、アイアンセットは工業製品のため個体差がある。 プラスマイナス1度違っていることもザラ。 例えば、カタログ値60度のアイアンがあったとする。 自分はマイナス1.5度で組みたい場合、プラス1度の個体差で59.5度、マイナス1度の個体差で57.5度となり、その差は2度もある訳だ。 2度のライ角差は約5~10センチの身長差に相当する。 更に、0.5度ずつ均一にフローしているアイアンならまだしも、ライ角フローが均一で無かった場合はどうなってしまうのだろうか? ![]() あるメーカーのクラブリペアの責任者で、クラフトマンを養成していたことのある方に聞いてみた。 ライ角を計測する時、工房などで使用される計測器でも誤差が発生すると言うのだ。 また、メーカーによっても計測の仕方の違いで、正確にライ角を計測しているアイアンでも1度程度違っているものもあるそうだ。 工房でよく使われるライ角計測器には、シャフトを軸にして計測する簡易計測器と、フェースのスコアラインを合わせて計測する精密な計測器の主要二機種があるそうだ。 どうしても簡易計測器だと、シャフトの縦線に目視による確認になってしまうので、0.5~1度近くの誤差があるのは否めないらしい。 熟練のクラフトマンならいざ知らず、経験値の低いクラフトマンだとこの誤差は覚悟しなくてはならないのは自明の理。 プラスマイナス1度程度ブレてしまうということは、個体差が1度違うだけで2度以上の誤差がある可能性も否定出来ない。 この二つだけも大きな落とし穴ということになってしまうのである。 先のH氏の場合、この落とし穴に見事ハマっていたことが判明したワケだ。 ![]() まず、番手毎に自分のライ角を知っておくことが正確なライ角調整をする第一歩。 自分のライ角をしっかり把握してさえいれば、デフォルトで個体差があっても大きく違うことは無いし、番手毎にライ角指定出来るから出来上がりは指定通りである。 もちろん精密なライ角測定器を持っている工房にオーダーすることが前提だが。 更に気をつけなければならないことがある。 ライ角を調整する意味は捕まりをどうするか?ということになる。 捕まった良い弾道で打つために重要な要素がもう一つある。 ![]() 捕まりを考える時、重要視する最たるものは重心距離。 この重心距離はモデルによって違う訳だが、この重心距離についてはカタログに記載されていれば、理屈を理解している方なら、プラスマイナス0.5~1度程度のバッファで指定することが出来るのだが・・・。 1度以下の微妙なライ角を気にするのであれば、数値を基準にライ角調整をすることもできるのだが、正直よほど敏感な人で無い限り0.5度程度のライ角の違いを感じることは難しい。 早い話が、モデルの違いを知った上でライ角指定を出来る深い知識が必要になるというわけだ。 ![]() ここで、数値を指定出来る人と数値を指定出来ない人に分類してみたい。 果たしてご自身がどちらに該当するかシュミレーションしてみようというわけだ。 1 スィング中アレコレ考えてしまう。 2 ゴルフを始めた時からスコアアップに時間が掛かった。 3 スィングが出来上がっている。 4 バンカーが得意だ。 5 ライ次第だが、ディボットからのショットは上手く打てる方だ。 6 アイアンを購入する際ライ角、ロフト角などを微細に調べる方だ。 7 購入する前には必ず試打する。 上記項目で5つ以上該当する方は、ライ角を数値指定してオーダー出来るタイプ。 5つ未満の方は、まず試打して工房と相談の上、ライ角調整することをオススメする。 ![]() ウケウリであるが、スイングに入ってから脳の指令通りに体が動かせるのは1つか2つだけだそうだ。 「海馬傍海」という、脳に一時的に記憶出来る、コンピューターでいうメモリーのようなものがあり、「海馬傍海」の指示通りに動かせるのが、あの短いスィング中に2つまでが限度ということなのだそうだ。 アレコレ沢山考えて打つわけにもいかないから、デリケートな方は特に、ライ角が合ってないクラブを使っているなら、打つ前にライ角のことまで頭をよぎる可能性がある。 そのような方にはライ角を予め知った上で、安心してクラブを使う準備をしておけば、余計なことまで考える必要は無い。 ![]() 運動神経の良い人や球感の優れている人は感覚派なので、どんなクラブでもそれなりに打ちこなしてしまう人が多い。 ゴルフは感覚と理屈の世界である。 これを共存させて打てる人はアマチュアでは極僅か。 スコアアップやクラブとボールの扱いに慣れるのに時間が掛かった方は、感覚を磨くのも必要だが、どう打てばどんな球が飛ぶかを理屈で知ることが上達の早道になる。 理屈で体系立てて、自分のスィングを組み立てていくことは何よりもオススメしたい。 感覚と理屈を両立させてスィングを組み立てていける人であれば鬼に金棒だし、数値という武器を裏付けにテクニックに磨きを掛ければ怖い者無しであることは言うに堅しである。 ![]() 以前、パターのライ角を変えて試打した事がある。 フォームはライ角を変えてもそのままで、1度のライ角変更でグリップ位置が5センチ程度変っていた。 グリップ位置が変わるということは、フォームを固定して打てる人、いわゆるスィングが出来上がっている人を意味している。 アドレス時にグリップエンドから体の距離は拳1個から1個半と言われている。 ところが、アドレス次第でこのグリップ位置を固定してもライ角が日々変ってしまうのが私のような凡人の悲しいところ。 それは、背筋のポジションに関係しているのである。 背中を丸めてアドレスした時と、背筋を伸ばしてアドレスした時のグリップポジションは約10センチ程度アップライトに構えることになるということを知っておいてもらいたい。 背筋が伸びている=いつも同じポジションで構えられる。 スィングが出来上がっているかどうかで、背筋の伸ばし加減一つがライ角2度程度の違いとなってくるわけだ。 ![]() 実は、クリーンヒットする時に重要なのがしっかり刃を入れること。 アプローチで実践してもらえば分かると思うが、ヒールを浮かしてリーディングエッジを下にして構えるとクリーンヒットしやすい。 しっかり捕まるわけだ。 アップライトの方が球が捕まるのと同様の理屈で、ライ角を調整することで自然と捕まりを適正にするのと同じである。 これはバンカーショットでバウンスを使ったショットと逆。 バウンスから入れるのは、基本的にボールを高く上げるためか、エクスプロージョンで打つための技である。 どちらかと言うと、バウンスからクラブを入れる場合は、ソール全体とヒールサイドを意識しなくてはならないため、バンカーなどでのダフり気味に打つショットには有効なのだが、捕まえるショットを打つ時には極め難度が高い。 フェアウェイなどからのショットも同様で、ヘッドを立てて打つためにはどちらかと言うと、トゥよりに刃を入れる感覚が必要になる。 ヒールから入れるスィングでは、捕まえ辛いばかりか飛距離も出ない。 そしてディボットも同様で、ディボットのボールを捕まえるためにはヒールを上げてトゥから打ち込まなくてはならない。 ヘッドをどのように使うか?トゥとヒールの使い分けが必要になるわけだ。 これと、ライ角との相関関係は切っても切れないわけで、分不相応にアップライトに調整してしまうと、打つことすら出来ないほどの高いグリップポジションになってしまうし、フラットにしすぎると飛ばない捕まらないという現象を引き起こす。 ![]() クラブには、捕まりやすいクラブと捕まりを抑えたクラブがある。 ドライバーなどウッド系は、てき面に重心距離を意識する必要があるのだが、我々アマチュアはアイアン選びでそれほど重心距離を重要視していないように思われる。 そればかりか、重心距離までカタログ標記しているメーカーも少ない。 それだけお座成りにされいるのかもしれないが、ライ角の視点で見ると、こちらも0.5~1度程度の違いとなって捕まりに影響してくる。 重量配分など、打ちやすさは一概に言い切れない面もあるのだが、ライ角調整をする際に捕まり具合は意識しておいた方が良いはずだ。 結果的には、打ってみなければ分からないという結論になってしまうのだが、数値指定を出来ない方は、以上のことを踏まえて、まず3ヶ月程度は使ってから調整することをオススメしたい。 もちろん、構えた瞬間にライ角に違和感を感じるのであれば、その時点で調整する方が正解だし、ライ角調整は1回が限度。 無理して2回もやってしまうとリセールバリューが殆ど無くなるばかりか、廃品回収行きを余儀なくされてしまう。 ![]() 最近ではミズノプロやJ015アイアンなどのブリジストンのフィッティングモデル、ピンのカラーコードなど予めライ角調整まで考慮されたモデルが大手メーカーからも出回っている。 ミズノやブリジストンなどのフィッティングモデルは、どれを取ってもクォリティーの高いものが多い。 特にブリジストンのフィッティングモデルについては、最新の技術をふんだんに盛り込んだコンセプトモデルと言っても良いだろう。 中でもブリヂストンのJ015は、市販モデルのJ15と間違えられやすいのもあるのだが、知る人ぞ知る名器で鍛造回数ではツアーBの比ではないことから、打感が天と地ほどの差があるという人もいるくらいだ。 地クラブ全盛の頃、ブリジストンが威信を掛けて投入したモデルだけに、細部にまで開発者の意図が注入された傑作だと思う。 地クラブについては、デフォルトのライ角を設定してあるモデルの誤差は至って低い。 地クラブを使うのであれば、予め各番手指定出来る方はもちろんライ角を指定するべきだ。 数値が分からない方も、上記を参考に信頼出来る工房でネック調整をしてもらうことをオススメする。 腕の良いクラフトマンは、1度程度のライ角調整なら調整痕を残さず綺麗に曲げてくれる。 最後にプル角まで触れてしまうとコメントが終わらないので、こちらについては割愛させてもらった。 くれぐれも、ご自身に最適なクラブ選びを! 快打俱楽部オススメのアイアンセット ■テーラーメイド P7 TW モーダス105S 7本(超美品) ■テーラーメイドP7TW DGX100 日本正規品限定モデル8本セット(新品未使用品化粧箱入り) ■テーラーメイド P760 6本 純正 DGS200(美品) ■テーラーメイドP790 DG105 S 6本 ■テーラーメイドP750 ツアープロト6本 DG S200 ■ミズノプロ118 DG120 S200 6本 ■ミズノ MP5 6本 DGS400(純正品) ■ミズノプロ518 7本 モーダス120X ■ミズノMP66 ジルトワイライトカスタム KBS ツアー120S 6本 ■ミズノプロ518 DG95 S 6本(良品) ■ブリジストン J015 DGS200 6本(新品未使用品) ■ブリジストンJ015 モーダス120 S 6本(新品未使用品) ■ブリジストン ツアー B X-BL モーダス120S 6本(良品) ■キャロウェイ Xフォージド 2018 7本セット モーダス120 S ■キャロウェイ XフォージドCB2018 6本 モーダス105S ■ピンi210 DG120 S200 6本 カラーコード ブラック ■ピンi210 DG120 S200 7本 カラーコード ブルー(1度アップライト) ■ピンi210 7本 DG S200 ツアーイシュー 7本 カラーコード ブラック ■ピンI500 モーダス105S 6本(カラーコード ブラック) ■ヤマハRMX 118フォージド モーダス120S 6本(良品) ■ヤマハ インプレスRMX ツアーモデルMB 7本 DG120 S200 ■ゾディアCM2 KBS S-TAPER 120S+ 6本(美品) ■ゾディア CG511 ロッディオ カスタムシャフト S 7本 ■ゾディア クラシックMB モーダス105S 7本(美品 100セット限定モデル) ■ゾディアCM2 AMTツアーイシューS200 7本 ■ゾディアCM2 KBS S-TAPER 120S+ 6本(美品) ■オノフ フォージドアイアン クロ2019 5本 モーダス105S(新品未使用品) ■三浦CB2008 6本 Ks3001 コンスタント ウェイト(S相当) ■ロッディオ フォージドアイアン 千葉グラインド 7本 ペンタクロスウェブI-8(良品) ■ブロギア RSフォージド2018 M43 S ■ムジーク オンザスクリュー フォージド ディープインパクト DG ツアーイシュー ライダーカップモデル S200 7本 ■ムジーク オンザスクリュー ディープマッスル 8本セット モーダス125S(美品 3〜Pフルセット) ■ムジーク オンザスクリュー ディープマッスル 10本セット モーダス125S(美品 56、50度含むフルセット) ■CGSオライオン HIMEJI x TSUBAME 5本 DG-amt ツアーイシューX100(美品) ■バディ 限定MBアイアン 6本 DG AMT ツアーイシューS200 ■ホンマTW737VN DG S200 6本(良品) 日々張り切っています。 僭越ですが、小生が欲しいクラブを中心に紹介する 中古・地クラブショップとして快打倶楽部を営業中です。 ランキングに参加中です ![]() ![]()
by dwsdws
| 2020-02-03 22:01
| ゴルフのこと
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