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あるプロから、 練習用に使っていたウェッジを 処分してくれと頼まれた。そのウェッジは、 約3ヶ月使用したらしいのだが、 見た瞬間、傷の具合が見事!絶句したのを覚えている。上手い人の傷の入り方を 目の当たりにした。当店でも色々なウェッジが 入荷してくるが、 使っていた人が上手いかどうかは 傷を見ると一目瞭然なのである。ここでは、 上手い人のアプローチでできる傷を 通して、打ち方と傷の関係、 ヘッド形状を考察してみたい。あくまで個人的な見解という事を ご了承願いたい。
同じロフト角なのに飛距離が全然違う。 こんな経験をした人も多いと思う。 アイアンやウッドなど飛距離のパラメーターはロフトが基本なのに、 何故ウェッジで同じロフトなのに飛距離差があるのだろうか? 飛距離をを考えた場合簡単な例を挙げてみると、 雨の日は何故飛ばないのか?そこに大きなヒントが隠されていると思われる。 雨の日は雨の抵抗があるから飛距離が落ちる、 ランが出ない。確かにそれもあるのだが、 もう一つはインパクトでのボール初速が関係してくる。 打ち込む人と、払い打ちする人は、 明らかに打ち込む人の方が飛距離を出せる。 これは、インパクト時に地面からの反発を利用しているかどうかということが 大きく関係してくる。 下からの突き上げるような反発を利用すると飛距離が出るわけだ。 雨の日は、この下からの反発が弱くなるのがその一因なのである。 これを単純にウェッジに置き換えてみると、 下からの反発が強い方が、同じロフトでも飛ぶという結論なのである。
バウンス角が大きいと、下に潜らないため飛びやすい。 下からの反発をローバウンスより利用しているためである。 付け加えると、重量が重いハイバウンスは、 大きなエネルギーが反発して帰ってくるので、さらに飛ぶということになる。 ウェッジで距離を出す時は、 重量とバウンス角で適正距離が出るかどうかで選ぶ必要がありそうだ。
ローバウンスは、下からの反発を利用し辛い。 さらにスピンが大きく掛かるのでハイバウンスより飛距離が落ちる事は明らかだ。 半面、スピン性能が優れているのでスピンコントロールをしやすい。 こうなると、適正飛距離に合った重量のヘッドを選ぶべき。 規格品に自分に合ったものがなければ、削るという奥の手もある。
58度や60度でドンピシャで打ったのに、 物凄いスピンで距離が出ないということがある。 ハイロフトゆえのミスヒットである。 プロでも、達磨落とししないように距離を出すのは、 上手くフェースにボールを乗せて運んであげるショットを打たなければならないので、 難しいショットだと言う。 ウェッジの形状で見てみると、 リーディングエッジが出っ歯だと達磨落としになりやすい。 ストレートなリーディングエッジの方が、多少達磨落としになり辛いようだ。 これは、当然ながらスピン量の違いにもなる。
あるプロが使用しているウェッジを見せてもらった。 同じモデルで、オーダーすると一本8万円もするそうだ。 規格品と比べてみると、トゥからヒールにかけてバウンスががずり落とされている。 製造段階の型から違うそうでヒールは尻上がりになり、トゥ側に重量配分されていた。 トゥを重くすることによって、ヘッドの返りを抑えて、本来12度のバウンス角は、 中心部が10度、ヒール側が約8度に仕上げられているそうだ。
このプロのウェッジも、先のプロから処分を依頼されたウェッジにも共通していたのが、 同じ傷が散見されたこと。 フェースのヒール側からトゥ側にかけて、 斜めに長い傷があり中心部の傷の面積が広がっていた。 これは、スピンを自在に操っている傷で、 中心部は、転がしなどで打って広がった傷なのだろう。
様々な傷が無数についてしまうウェッジだが、 スコアラインに対して縦に傷が多くなってきたら処分時である。 もちろん、 ヒールからトゥにかけて左上がりに傷が多くなるとスピン性能にも陰りが見え始める。 開きやすいウェッジや軟鉄ヘッドは傷の入り方が多いが、 その分良質の打感を享受出来る。 材質の性能でスピンを掛けられるウェッジの代表だが寿命は短い。 クリーブランドやフォーティーンなどステンレスヘッドで評価が高いウェッジは、 ミーリングで擦るようなスピンを掛けられる。 スィング軌道に忠実なスピンが掛かるヘッドを選ぶ事が大事だ。 「快打倶楽部」でオススメのウェッジ 快打倶楽部では、高額で販売出来る委託販売制度を実施中です。 詳しくは、快打倶楽部のお問い合わせボタンからお問い合わせください。
by dwsdws
| 2022-02-23 01:53
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