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![]() 最近試打したクラブの中でRSFの飛距離は突出しているし、同様にレアなPXG0811ドライバーもテーラー、キャロの人気シリーズよりもはるかに飛距離性能が高いと感じた。 今回、RSFを改めてフューチャーしようと思ったのは、「このクラブを忘れてませんか?」という問い掛けと、これからも期待出来るであろう、ダブルクラウンの飛距離性能に言及したいから。 -計算できるのはキャリーだけ。 ランはオマケでは?- 最近のドライバーは、キャリーとランの相乗作用で飛距離を稼ぐモデルがもてはやされている。 ただ、飛距離の本質はキャリーではないか?と私は常々思っているので、空中戦に強いドライバーは、やっぱり信頼度が違ってくるのだと力説したい。 ラウンドで打ち上げの場合は、ランをいくら稼げても飛距離は出せないし、コースによっては、キャリーが出せないと、フラットなライまで打ちたくてもランまでしっかり計算出来ない制約があるものだ。 どの程度転がるか?なんていうのは、コンディションや天候によっても違いがあるし、行ってみたら飛んでいたというのも、自分本来の実力とは思えないフシもある。そんな飛距離で一喜一憂するのはナンセンス。 緻密にコース攻略を計算して、計算通りに打てれば、それは自分の技量に対しても納得がいくものだし、上手く行かなければ、それはそれで精進するための糧となり、練習に勤しまなければならないと、励みにできるものではないだろうか? ![]() ドライバーは?- キャリーを稼ぐトライバーとキャリー+ランで飛ばすドライバー・・・どこがどう違うの? そう考えることがよくある。 ざっくりではあるが、この2タイプの違いがどうして生まれるのかを触れておきたい。きっと、クラブ選びの参考となるだろう。 一番は設計、次にヘッド材質、最後にシャフトとのアッセンブルとなるのだが、設計については、良く言われる棒球中弾道。これが一番ランを稼ぐ設計手法になる。いわゆる低スピン設計というヤツだ。 最近球が高く上がる棒球効果と言われているのだが、一般に販売されている高弾道+ランのドライバーはパワーで球を高く上げられない方に対して、道具で高さを出して飛距離を稼ぐという発想に基づくものだと思われる。 中弾道、低スピンの棒球がトータルで飛距離を稼ぐドライバーに変りはない。 ヘッド材質自体も設計の一部と割り切って、棒球効果を発揮するのに一番手っ取り早い設計手法は、球を吹き上がらせないこと。話が長くなるので、この設計を中心にコメントしていく。 ヘッドの重量をどこに持ってくるかで、スピン性能はある程度コントロール出来る。 この重量配分で各社が凌ぎを削っているといっても良い。棒球とランで飛ばすリョーマはこの重量配分による妙を徹底的に追求しているメーカーだろう。 方や、プロギアはというと、ダブルクラウン設計で重量配置をコントロールした結果、飛躍的に飛距離を伸ばす術を開発した。クラウンに段差がある形状がそれだ そして、材質による違いは、当然インパクト時の初速に大きく関係してくる。大きく沈んで反発する場合と、小さく沈んで反発する場合、それぞれ反発度合いに応じて弾き方も変る。EPICが人気の理由は2バーに囲まれた反発面積を利用して極小化したたわみで、強く弾くという設計思想。同じチタン材質で、2バーありとなしでは反発度合いが違うので、当然飛距離も違うというものだ。 ただし、2バーで囲まれたエリアだけ反発が強くてもミスヒットした場合は、極端に飛距離が落ちることになる。 スィートエリアが広くて、その全てで反発が強く、ミスヒットに寛容なのがプロギアRSF。 違反モデルの反発係数違反は芯ではなく、オフセンターヒット時の反発係数に違反があったというのがその証左だ。 反発が強い=高初速ということになるのだが、一般的にヘッドスピード50で初速が秒速75m/S。しっかり真芯で捕まえた場合、ヤード換算で、その4倍の300ヤードというのが飛距離の理論値値となる。 ここで重要なのがミート率で、最高値1.5で計算した場合、ミスヒットでミート率が1.3となった場合は、ヘッドスピード50の人でも43と同じ位になってしまうということだ。 この場合の、ミスヒットによる飛距離ロスは約40ヤードで260ヤードの飛距離が理論的な数値となってしまう。 さらに、スィートエリアを外しているのだから、外し方次第では、それ以下の可能性が高い。 オフセンターヒットでのミート率なのだから、スィートエリアが広い方がどれほど飛ばしに有利かは理解して頂けると思う。 棒球でキャリーを稼げるドライバーはお宝のような存在で、スィングタイプによっても、大きく違いがある。次項では、このスィングタイプによるキャリーを考えてみた。 ![]() 抗スピン抑制効果の賜物- RSFのラインナップにRSがある。RSFはこのRSより重心距離が3ミリほど長い。 重心距離が長いと捕まりが悪くなり、左を抑制する効果がある。 方や、スライス軌道になると、高スピンとなり浮力がつくため棒球効果が期待出来ない。 左を嫌うドローヒッターやパワーフェードを武器にするプレイヤーは、左への曲がりを極力抑えたいため、重心距離の長いヘッドを好む。 ドロー回転とフェード回転の場合、当然フェーダーの方がスピン量が多いし、飛距離を出せるのはドロー。RSFはドローヒッター最強の武器になることは言わずもがな。 さらに付け加えると、パワーフェードはインサイドイン軌道で打つので、インサイドからアウトサイドに振るドローヒッターが、アウトサイドに振り抜かずにインサイドにスィングを引き戻すというテクニック。 捕まりが良すぎると左に飛んで、曲がり幅が大きくなり飛距離をロスする。 最強飛距離のスィングには、どうしてもこのようなヘッドが必要不可欠となる訳だ。 RSFは、以外とヘッドが返ってくるので、普通にパワーフェードのスタンスとボールポジションでドローを打てば必然的にパワーフェードになってくれる。 -ドローヒッターには…- プロギアの純正シャフトのラインナップはM37、40、43、46とあるのはご存知の通り。 持ち球がドローの方は、どのようなシャフトをチョイスするのが良いのだろうか? シャフト特性は、中調子ながら少し先が走る感じ。 ヘッドスピードが35以下なら迷わずM37。 40未満のゴルファーにとっては、M40でも良いと思われるが、M40だと少し頼りなさを感じるかもしれない。その場合は、M43シャフトで10.5度ロフト。 45未満の方にはM43なのだが、同様に頼りなさを感じるのであれば、躊躇無く9.5度ロフトの可変(ノーマルのフェースアングル3.5度がさらに開くので違和感があるかも知れない)、もしくは、純正の方が結果的には振りやすくなると思われる。 45以上のハイヘッドスピーダーにとっては、M46で9.5度が基本。フレックス的にはSXクラスだが、メーカーは中調子と発表しているが、Xフレックスのプレイヤーにとっては、先が少し動く感があるかも知れない。 メーカーサイドは、標準でフェースアングルが-3.5ゆえの捕まりを抑えたアッセンブルなのか。M46は、結構しっかりしているのだが、どうしても先が気になるという方には少しハードスペックでリシャフトがオススメだ。 -手に入らないだけに周知されてない? 注目度が?それでも今流行りの 人気クラブより明らかに飛ぶ!- 試打したデータを元に検証してみたい。 キャロウェイEPIC SUBZERO、テーラーメイドM1ニューバージョンとの比較になる。いずれもフレックスはS、ロフトは10.5度。 練習場での計測なので、約10%ほどコースボールには及ばない。ランについてはハッキリ言えないのだが、プロギアは、M46の10.5度を用意した。 ①球質と飛距離 M1:非常に球が高い。高弾道モデルと謳っているだけに山なりの球が230ヤード付近に着弾。飛んではいると思いつつも、驚く程ではない。他の飛び系ドラと遜色ない程度。 EPIC:こちらも球が高いのだが、M1程ではない。ロフトなりの山なりの弾道で若干M1より飛んでいた。 RSF:弾道はこちらもロフトなりに高いのだが、シャフトが捕まり過ぎたため測定不能があった。ベストショットを計測すると、キャリーでは上記2本を凌駕して240ヤード近辺に着弾していた。非常に勢いのある出球に舌を巻いた。初速は上記2本より出てるのではないだろうか? ②コントロール性能 M1:非常に直進性が高いので、曲がりが少ない。少々ミスヒットしてもボールを持ち上げる力がある。安定した飛距離をいつでも確保出来る印象。 EPIC:飛距離的には若干M1より優れているが、真芯でヒットした場合。ミート率の高さ(1.4台)は常に要求される。M1よりは曲がるのでその点は注意が必要だ。どちらかというとピーキーなタイプなので、正確なショットが打てる人には、飛距離のメリットと良好な操作性はある。 RSF:芯が広い分、ミスヒットには極めて寛容。どこに当たっても飛んでいくし、そこそこの飛距離は常に確保出来る。このシャフト挙動を上手く使いこなせるプレイヤーには更なる飛距離を約束してくれるし、意外とコントロールしやすい。ロフトの影響か弾道が少し高かったが、それでも他者より飛んでいるのだから不思議な感じがした。スピーダーユーザーは純正で十分のような気がする。 ③打感 M1:ヘッド重量の割りに重い打感かと思いきや、意外と柔らかくて芯から弾いている乾いた打感。今までの重量感あるコンポジットの打感とは別次元に進化している。 EPIC:打感はこの3本の中では一番硬め。それでも以前のFTのような打感ではなく、M1同様乾いた弾き感を感じる。 RSF:極上の打感とまでは行かないが、3者の中では一番柔らかい打感だった。どこに当たっても同じ打感のように感じるRSマジックのよう。芯でヒットするとインパクトの微妙な感触が違うだけ。 今回は、ランの計測は出来なかったのだが、上記の結論にEPIC、M1ほどの話題性は無いまでも、飛距離、特にキャリーで凌駕していたのはRSF。 「ドライバーって話題だけで選ばない方が良いな!」そう思わせるテストだった。今となっては中古クラブしか入手出来ないので、状態の良いモノを選んでいただきたい。 幻の一本になる可能性大! ![]() 日々張り切っています。ゴルフだけじゃなく、三日坊主大歓迎のプランの紹介や また関連する通販ページも用意しました ぜひ”大人の教室”へもご来訪いただけることをお待ちしています! ランキングに参加中です ![]() ![]() ▲
by dwsdws
| 2017-04-18 13:38
| ゴルフのこと
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![]() 現在、一番所有感をくすぐるクラブと言えばPXGだろう。バックフェースの外周にウェイトビスを配置した調整機能とクラブデザインが一体化されたフォルムが、いかにも印象的でトレードマーク的存在感を醸し出している。 高額なのもさる事ながら、中々入手困難なため、その希少性に価値観という相乗効果が加わり、中古ショップでも殆ど見掛けない。と言うより、あれば、ネットに露出する前に即売といった人気モデルだ。 今回、PXG0811ドライバーを当「快打俱楽部」で委託品としてお預かりする事となり、以前取材した時のインプレを紹介したい。 ![]() アメリカの大富豪ボブ・パーソンズ氏が、ピンでクラブ開発を担当してた技術者を迎え、金に糸目を付けずに開発したメーカーがこのPXG。 地クラブを作ったと思えば、それほど高価とは思えないのだが、手に入らないのと、人気が凄いところが今一番の旬となっている。 今回用意出来たのは、ヘッド460cc、9度、シャフトはアルディラROGUE 6X、44.75インチ。 聞いただけでも身震いしそうなハードスペックなだけに、試打コメントをお願いしたのは、オフィシャルHC6、競技歴十余年の猛者。クラブの造詣も深く、パーシモン時代からドライバー遍歴を重ねる御仁だ。私では手に負えないビビリ故の依頼だった。(泣) もちろん、上記以外のスペックもラインナップされているのだが、如何せん入手困難なため当ブログもお蔵入りか?と危惧していたところの入荷だったため一安心。 飛距離性能、操作性、打感は勿論、ウェイトビスのポジションによっての違いまで、深掘りして頂いたので参考にして頂きたい。 尚、頂いたコメントは当ブログ論調で編集してあるが、事実そのままをお伝えしているので、誤解がないように。 ![]() 結論から先に言おう。ツアープロが使い始めたことから、敷居の高さを感じると思うが、意外にやさしいドライバーだった。 フェースは、ややシャロー気味で投影面積は大き目。シャローバックのヘッドが定重心、深重心でいかにも浮力を出せそうな雰囲気。 パッと見た瞬間、ピンのドライバーに似ている。アイアンにしてもピンS55にそっくりのフォルムだし、’ピン・エックス・ジー’と揶揄する人もいるほど。 ヘッドとシャフトは脱着式、±1.5度でロフトを変えられるが、このスリーブもピンドライバーそっくり。試しにピンのシャフトを挿してみたのだが、さすがに合わなかった。元ピンの開発者が世に送り出したことはあるな!そんなイメージを持って頂ければ良いのではないだろうか? PXGのカッコ良いところは、トレードマークとも言える、バックフェース外周に羅列されたウェイトビスの配列。ドライバーはタングステンウェイト(シルバー2.5g)6箇、チタンウェイト(ブラック0.5g)の計16箇所(アイアンのノーマルはチタンウェイトのみ10箇所)でポジション変更できるのだが、無限大?に近い組み合わせで、重心距離と深度を変えて微調整が出来る。繊細な振り心地を追求するゴルファーにとっては、実に頼もしい設計思想のはず。その点もしっかりと紹介してみたい。 ただ、ネジ部分が非常に短いため、落としやすく、無くしやすいのでポジション変更には細心の注意をお忘れなく!屋外で、落とした瞬間にさようなら(泣)は覚悟する必要あり。 レンチは他社メーカーのレンチでも代用できるし、ビスもシャフトもカチッと音がするまで締めないと、プレイ中にアレ?ってことに。無くすと悲しい思いをするのは想定の範囲内ということをお忘れなく。 チタンもタングステンもオプション5個セットで取り寄せできるので、予備を買っておくと安心だし、もっと繊細な調整を追及できる。(チタン5000円程度、タングステン3000円程度) ![]() ポンっと置くとやや開き気味の座り。ロフトノーマルポジションでも、やや開き気味に感じるかもしれない。それでも、ワッグル中44.75インチという安心感とアルディラROGUEのタフさはあまり感じない。 今では、三菱レーヨングループのアルディラシャフトはKUROKAGEと人気を二分する人気。USPGAでも使用プロが多く、言わずと知れた叩けるシャフトだけに、最初から全開で振ってみる。 高さを抑えた中弾道で伸びのある球が250ヤード付近にキャリー。 ヘッドの返りも、捕まるが決して良い方とは言えないが、適度に捕まり、左に行かない棒球を連発。イメージ通りの軽いドローで飛ばせるのには驚きだった。 オーバースペックだと右に出てそのまま。そんな心配は一切感じさせないアッセンブルの妙なのかもしれない。 球の伸びの良さは目を見張るものがある。このスペックなら、シャフトのハードさを吸収できるヘッドで心配する必要は無さそうだし、45インチは必要無さそうだ。返って、インチアップするとミスヒットに対してセンシティブにならざるを得ないのではないだろうか? USPGAプロが最近、43.5インチや42インチ台のドライバーを使っているのを耳にするのだが、飛距離を捨ててまで、コントロール性にこだわるのは、パワーヒッターならありの話だと思っていた。しかしながら、この全長で45インチ以上のドライバーと飛距離で渡り合えるクラブの進化を目の当たりにした。 結論から言うと、ヘッドの許容性と反対にシャフト剛性のアッセンブルで、非常に飛距離性能が高くて、直進性がズバ抜けたドライバーに仕上がっている。ヘッド形状からしても、元々高さが出せるヘッドなだけに、多少オーバースペック気味の方が、高さを抑えて直進力を得られるのではないか。 最近流行りの、キャロウェイEPICやテーラーM1と比較しても互角に飛距離を出せそうだ。ただ、このクラブはキャリーを稼ぐクラブという大前提と思われるが、もちろん、シャフトとのアッセンブル次第という条件付で。 ウェイトポジションを微妙に変更できるからこそ、自分にとってのベストマッチが必ずありそうだ。 ![]() 今度は、重心距離を長くして、捕まりを抑えたウェイトポジションで試打を開始。バランス計を持ってこなかったため、D4ノーマルからどの程度変化したのか数値的には分からないが、少し持ち重り感がある。あまり好きなバランスでは無さそうなだけに、右にスッポ抜ける球が出ないか心配だった。 それも杞憂に終わる。意外と素直で変な動きをしないシャフトとスィートエリアが広いお陰か、ノーマルポジションと同じ打ち方をしても、気持ち右に出るだけで大きく右に出る心配は無いし、しっかりドローで返って来る。ノーマルより多少曲がりが抑えられた感があるだけで、十分コントロール圏内なので、アドレスのポジション次第でどうにでもなりそうだ。 少しシャット気味に上げてみた。捕まえて振ってやろうとすると、そこまでする必要も無く、ノーマルと同じスィングで十分。返って変な細工をするとミスヒットを誘発する可能性の方が高い。シャフトのハードさをスィングでカバーしようとすると、返ってスィングをおかしくするのを再認識させられた。 ![]() このクラブ最大の捕まり仕様で試打を開始。捕まりが極端に良くなるなんて事は、前回のポジションで認識済み。 全体的に少し軽く感じる。普通に振ると少し左に出て軽いドロー。「想像通りだ。」となれば試さない手は無い。 ボールポジションを若干左目に置き、オープンに構える。パワーフェードにチャレンジしてみると、高弾道でこの日最大250ヤード以上のキャリーが出た。 やや左方向に真っ直ぐ飛んで行き、最高点直前から滑るように小さな横滑りフェード。曲がらないドライバーのみで味わえる最高のパフォーマンスにご満悦。 気持ちの良い捕まり感と高弾道の飛球線、イメージ通りの球筋に「堪えられまへんな!」こんな球毎回コースで打てたら一生このドライバー使うかも! -PXG0811を総括- 弾きを強く感じる最近の飛び系ドライバーの打感。 どのクラブに似ているか、形容するのに迷うのだが、タイトリストの915シリーズを少し柔らかめにした感じ。決して柔らかいとは言えないが、カチカチではないまでも、最近の飛ばし系の打感と言っておこう。 打音についても同様で、高めの金属音ではあるが、耳障りではないし、むしろ気持ち良い、こもった金属音の旋律。 オフセンターヒットにはめっぽう強いと感じた。多少、トップ気味に当たってもしっかり球を上げてくれる。トゥ寄りのミスヒットには結構寛容なのだが、ヒール寄りは飛距離を落とすことになる。捕まりヘッドではないので宿命なのかもしれない。 シャフトは先述の通り、多少オーバースペック気味、45インチ以下でしっかり叩きたい。 唯一の欠点は、大きく曲げることが出来ないこと。特にフックは、かなりヘッドスピードが無いと打ち辛い。 パワーフェードを武器しているゴルファーにとっては、よだれモノのドライバーと思われる。 日々張り切っています。三日坊主大歓迎のプランや関連する通販ページを用意した ”大人の教室”へもぜひご来訪いただけることを心よりお待ちしています! ランキングに参加中です ![]() ![]() ▲
by dwsdws
| 2017-04-06 17:52
| ゴルフのこと
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![]() 受講生は、シングルプレイヤーのH氏。学生時代から実業団までサッカー選手として活躍していた生粋のアスリートだ。 H氏のテーマがドライバーの精度と飛距離ということもあり、コースの、グリーン全体がポテトチップで、フラットなライからセカンドを打つためには、どうしてもドライバーコントロールが必要となるカレドニアンゴルフクラブがチョイスされた。 H氏の持ち球はフェード。さすがにアスリートだったということもありパワーでガンガン飛ばしていくタイプ。ただ、曲がり幅を計算しながら飛距離を稼ぐ球をしっかり身につけたいということもあってのカレドニアン・ゴルフクラブは最適なのだが手強いコース。これも、レッスンの目的に応じたコース選びということか? その時の同行レポートをご披露したい。 ![]() 今年、ダイヤモンドカップ開催予定のカレドニアンゴルフクラブは7021ヤード、パー72の18ホール。J・マイケル・ポーレット氏渾身の作で、白砂のバンカー、アメリカンタイプのダイナミックで美しさの中に高度な技術を要求される。富里ゴルフクラブの系譜を受け継ぐ名門コースなだけにプレイヤーの技量がスコアに直結する。 当日はゴールドティー(フルバックティー)を使用。グリーンコンデションは12.5フィートでアマにとっては超高速、プロのトーナメント並のセッティングである。 同行させて頂いた私も、スコアメイクにかなり苦しむことを覚悟の上で臨んだ。 奇遇にもこの日、関東アマを学生時代に2連覇した伊藤勇気プロもラウンドしていた。 ラウンド後にご挨拶させてもらった際に、「難しかったでしょ!プロでも中々スコアが出し辛いコースですよ。」と仰られていただけに、「悪くて当然!所詮アマなんだから…(泣)」。H氏と傷を舐めあっての帰路だったことを思い出す。 それでも善プロはアンダーで回ってくるのだから、流石としか言いようがない。それもレッスンをしながらのプレイなのだからなおさらだ。どんな練習をすれば、こんなプレイが出来るんだろう?そんな疑問もぶつけてみたので後述したい。 ![]() スタート前、練習場でスィングチェックをしてもらい、その後グリーンへ。 パットのタッチやストロークなどのチェックが終わり、いよいよティーオフ。 善プロも今回のテーマがドライバーということもあり、ラウンド中、大きなスィングを矯正することはせず、ワンポイントでスィングを壊さない程度にアドバイスする旨H氏にお伝えしているようだ。 ラウンド終了後、ドライビングレンジでじっくり矯正するレッスンスケジュールとなっていた。 プロにレッスン内容を聞いてみると、ショートゲームはラウンド中の方が良い。千変万化するライに対して経験値を重ねて矯正した方が頭で覚えやすい。反対に、大きな筋肉を使うスィングは、じっくり時間をかけて治していく方が体が覚えやすいとのこと。 さっそく、H氏がティーショット。 プロに「どうですか?」と聞いてみるが、「練習場とコースではスィングが変わるから、3ホールほど様子を見ましょう。」とH氏に視線を送っていた。 すでにH氏の課題を見抜いている様で、そのための修正プランは出来上がっていると察したが…? ![]() 「このポジションで今日はショットを打ってください。序々に曲がりが少なくなるはずです。」とアドバイス。H氏もボールポジションに慣れてくると、捕まったスライス回転のボールを連発するようになってきた。 途中、途中で小技のアドバイスを見学しながら、ラウンド中、妥協を許さないプロの繊細で華麗なショットを目の当たりにすることになる。 ラウンドレッスンは終了し、私ならこの程度で満足してしまうのだが…。 ドライビングレンジでの更なるレッスンは後述するが、間違いなく高みを目指す異次元の領域だ。「レッスンって受けてみるもんだな。」を実感。 ![]() 善プロ、実は足の骨折明けで現在リハビリの真っ最中。先日開催された、日本プロの一次予選は怪我による違和感を抱えながらも5アンダーで通過したそうだが、二次予選は1ストローク及ばず通過することは出来なかったそうだ。「プロの世界はそんなに甘くは無いよ!」と一言。 ゴルフは出来るようになってきたものの、以前よりドライバーで約30ヤード遅れているそうだ。それでも、280~300ヤードはしっかり飛ばしてくる。飛距離が戻れば560ヤードでも楽に2オンできるし、スコアも詰めやすくなるので急務なのだそうだ。 現在の課題は、元の筋力に戻して30ヤードの飛距離アップと、100ヤード以内1パットの精度を50パーセントから70パーセントに上げないとトーナメントでは戦えないらしい。 そのための課題は?質問をぶつけてみると、絶対条件はラウンドを重ねてショートゲームの精度を上げることと、足腰の筋力を元に戻して、本来の飛距離でバーディ・チャンスを作るゲームメイクをすることなのだそう。 将来的にはUSPGAのチャンピオンズツアー参戦を目論んでいるだけに、日々研鑽を重ねていくのがこれからの日課。日本のプロツアーはその通過点と考えている様子。 そんな善プロのプレイを見ていると、プロだって全てフェアウェイをキープしているわけではない、フラットなライからいつもセカンドが打ってるわけでもない。 プロのショットを穴が開くほど注視していると、色々なショットバリエーションを持っていて、それを臨機応変に使い分けている。深いラフ、急峻なライ、風の読みに応じてどんなショットを打つかなど、微妙ではあるが打ち方を変えて攻めているし、しっかりグリーンを捕まえている。アプローチでは、必ずと言って良いほど、ワンピン以内に寄る落としどころに正確に打ってくるし、それを必ず沈めるパットの精度にも、舌を巻いた。 プロとは、レッスンをしながら、ミドルホール1ストロークハンデのアマ対プロの試合形式でレッスンを行った。ショットやパットのプレッシャーを体験するためのものだそうで、過去にもクラチャンを何人も輩出したレッスン手法らしい。 我々がパーで上がるとプロはバーディーを取らないと引き分けられない。それでもプロが負けないのだから、その精神力の強さは半端ではない。我々もプロも、モチベーション向上と一打に神経を集中させてラウンドする最適な方法のように思えた。 「こんなケースはこんな打ち方をするんだ!」目から鱗のショットバリエーションに、改めて溜飲が下がる思いと、プロのショットマネーメントを、これからは自分も真似しようと思ったのは、私にとっても大きな収獲だった。 プロ曰く、「きちんとキレイなスィングが出来れば、どんなショットバリエーションもすぐに修得出来るし、今回のようなブランクがあってもスグに元に戻せます。」、「スィングに癖があると普通に打つ分には問題ないかもしれないけど、あらゆるシチュエーションに対応するとなると非常に難しいし、ブランクがあると元に戻せずそのまま浮上出来ない心配もある。」、「僕のレッスンのモットーはキレイなスィングをまず作ることです。」と仰っていた。 なるほど、先の伊藤勇気プロと一緒にラウンドした時は、圧倒的なパワーに、とてもアマチュアレベルが真似できるスィングではないと感じたし、「プロってこんな凄いスィングするんだ!」プロとアマの距離をものすごく感じたものだった。何せ、自分のドライバーショットが5Wに負ける程プロが飛ばしていたのを思い出していた。 ところが、善プロのスィングはアマチュアでも真似出来そうで、軽く振っているように見えてスィング全体に澱みがない。乾いたしっかりとした打音だけが、アマチュアとの大きな違いに感じられた。H氏も「こんな簡単そうに振って、アレだけ飛ばせて、コントロール出来るんだったら真似出来そう。きっと、力の入れどころが違うんですよ。」と仰っていた。 ![]() 我々のスコアはさて置き、ラウンド終了後プロの指導を受けながらドライビングレンジで100球のレッスン。H氏の長所を活かして飛距離を伸ばし、力強くてフェードボールのコントロールを磨いた。 「フェードが持ち球の方に多いのは、左腰が浮き上がりコントロール出来なくなること。インサイドインでしっかり振ることを覚えて、まずはドローボールから。」そのスィングでオープンスタンスにして、 同じスィングプレーンで強いフェードをしっかり飛ばすというものだった。 H氏のスィングを細かくチェックしながらレッスンが進んでいく。中盤ともなるとドローボールが出始め、やがて曲がり幅も落ち着いてくる。 すると、今度はスタンスを少しオープン気味にしてスィング。それまで、キャリーで250ヤードに届かなかった球が250ヤード以上。それも狙ったところに連発し始めた。最後に滑るように右にフェードする、いわゆるパワーフェードというヤツだった。 H氏も今までに無い捕まった球筋にご納得の様子。 「元々アスリートで身体能力の高い方だから土台がしっかりしてますね。もっと飛距離も出せるし、精度も間違いなく向上します。」と善プロ。 「練習場で同じクラブを何回打ってもコースでは一発勝負。練習場はスィングを作るものであって、ラウンドをどんどん重ねるとどんどん上達し、その理屈とそれをベースにどう応用するかが分かるはずです。」 スィング作りをしっかりやっておけば、ラウンド中何が原因で調子が悪いかが理屈で分かるようになり、修正も可能。 そればかりか、応用でショットバリエーションの引き出しを増やしていくのは、ラウンドに限るそうだ。 ![]() H氏のクラブについては、悪くないけど最適なクラブではないということだった。 使用していたのはPINGのG30。シャフトは青スピーダーの50g台。 少し、クラブが軽いため腕力で振ってしまう恐れがあるという指摘。 体がしっかり回せるクラブがオススメで、少し重めのクラブで、スィングを作っていくのが早道だそう。 オーバースペックでもダメだし、最適なフレックスは良いスィングを作ってくれるので、クラブ選びをしっかり行うことは、一番最初にやらなくてはならないゴルファーの義務だそうだ。プロが見ればどんなクラブが良いかは一目瞭然。そんな収獲もあった一日だった。 ![]() 日々張り切っています。三日坊主大歓迎のプランや関連する通販ページを用意した ”大人の教室”へもぜひご来訪いただけることを心よりお待ちしています! ランキングに参加中です ![]() ![]() ▲
by dwsdws
| 2017-04-05 16:12
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