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一時期、ニューモデルと言えば軒並み10万超えだった大手メーカーのドライバーだが、ここに来て中古は当然のことながら、最新機種でも実質4万円台で手に入れることが出来るようになった。 前々回のテーラーメイド歴代ヘッド考察に加えて、やっぱり飛びの最後の鍵を握るのはシャフトだ。 ヘッドに意思を伝達するシャフトは、ヘッドの性格とスィングとの相性で選ばなければならないのだが、果たしてどんなシャフトが極上の飛びが味わえるのか? 新旧入り乱れてのシャフトを検証する。 あくまで、個人的なコメントであることは、いつも通り前置きの上でお付き合い願いたい。 ![]() ヘッド重量200g。 これが重いヘッドの境界線だとすると、6g〜7g程あるスリーブ付きヘッドは、スリーブなしの状態で194gまでということになる。 全体重量ばかりに気を取られてると、クラブの重量構成がどうなっているのかが御座成りになり、重量、バランスは適正だけど飛ばないなんてことにもなり兼ねない。 最近はカーボンクラウンが主流になりつつあるので、尚更ヘッド全体の重量配分が昔とは違ってきた。 ヘッド材質も然る事ながら、ヘッドとグリップを繋ぐシャフト選びが昔以上に飛距離に大きく作用する事を考慮する必要がありそうだ。 特に、スリーブ付きで200gとなると、通常60g台でD2なら45インチギリギリ。 50g台で45.75までというのが一般的となる。 全体重量に多少の違いはあるだろうが、貴方ならD2で45.75インチと45インチギリギリの両ドライバーのどちらを選ぶか? 分かりやすく、シャフト選びを考えてみてみよう。 ![]() テーラーメイドのニューモデルM5とM6の飛距離性能は、テーラーメイド史上一番のポテンシャルだろう。 このポテンシャルを最大限に引き出すためには、シャフトの役割がかなりのウェイトを占める。 テーラーメイドの標準シャフトは新しくなる度にガッカリさせられるのだが、カスタムシャフトを組むとパフォーマンスが一気に向上して豹変する。 初代M2USモデルに装着されてたテーラーメイド専用シャフトで、フジクラ スピーダー 661エボリューション ツアースペックは、そんじょそこらのシャフトも叶わない程、意思伝達能力が高いシャフトだった事を思い出す。 クロカゲXT同様メイドインUSAの逆輸入を期待させたのだが、エボリューションTRとしてお目見えしたのに、標準カスタムのラインナップには入ってないようだ。 ニューモデルが発表されるや、ハナからカスタムありきなのにカスタム対応のメインは、あくまでニューモデルのシャフトばかりで、今春の新作は先調子のオンパレードだった。 今までIZを振ってきたゴルファーにVRを使えというのも余りにも酷な話で、しなりも逆ならスィングも対照的な事は否めない。 そんな背景からか、M3のIZが入った中古が品薄になっている。 きっとM5、M6にIZを挿すためにM3を買っているのだろう。 ドライバーに限らず、M3の3WまでIZ、エボ4が入った中古品が品薄状態。 M3より安いM4のIZが中古品では残っているということは、M5FWユーザーがきっと使っているに違いない。 ドライバーはM4の純正カスタムIZがM3より0.25インチほど短いから、ヘッドの高さがある分M3はおろかM5もM6も挿したら45インチをギリギリ切ってしまう。 M3ユーザーだけがM5、M6でもテーラー計測の45.25インチで使えるのだ。 シャフトだけ購入してスリーブを付けると、M3の中古を買うより高く付いてしまうため賢い買い方をしていると思われる。 ![]() プロは45インチ以上のドライバーを使わないとよく聞くのだが、その理由はミート率が低くなると言われている。 確かにそれもあるのだが、それ以上にシャフトのポテンシャルが高ければ長くしなくても飛ぶ事を熟知しているからだろう。 先のコメントに45.75インチを選ぶか、45インチを選ぶかはシャフトのパフォーマンスを知っていれば、迷わず45インチを選ぶのが正解かもしれない。 もちろん、長く組んでパフォーマンスを発揮するシャフトもあるが、メジャーメーカーのシャフトは、重量帯で別物なんてモデルも多いし、フレックスによってはキックポイントも違っていたりする。 それを同じシャフトとしてテーブルに乗せるのは余りにも乱暴なシャフト選びになる訳だ。 ![]() 典型的なドローヒッターで腰のキレが早く、右懐でヘッド軌道をコントロールするタイプのゴルファーは、得てして先調子好きが多い。 シャフトを縦に動かしてヘッドを上向きに使ってビッグキャリーで飛ばすからだ。 極端な左右のバラつきを嫌うので、しっかり上向きに動くシャフトが適正シャフトになる。 そうなると、しっかり目の先調子なのだが、テーラーメイドの純正カスタムはVRとエボ5がメイン。 数値上はVRの方がしっかり目でエボ5の方が柔わになる。 ただ、どちらともしっかり目の中先調子なので暴れが少ないのが特徴。 VRはMJを硬くしたような振り心地、エボ5は限りなく中調子に近い中先調子だ。 後は、しなりのタイミングが自分に合うかどうかだけだろう。 ![]() 大手シャフトメーカーのニューモデルは、今春おおよそが先調子のサイクルで中調子や中元調子ニューモデルはディアマナDFくらいしか見当たらない。 純中調子のディアマナBFの次にリリースされたRFは先調子でBF程陽の目を浴びたようには思えないし、ツアーad のVRもイマイチパッとしない感じがする。 唯一、エボ5だけがソコソコ頑張ってる感が伝わってくる程度だ。 ただ、この先調子や先中調子のシャフトはしっかりしたシャフトを挿すと振り心地や飛距離が一変する。 中だろうと先だろうと元々硬めのシャフトは飛ぶのだが、それでも驚異的な一発を生むシャフトは、今まで試打を重ねてきた経験上先調子か先中調子に多い。 歴代先調子の名器は何と言ってもフジクラスピーダー エボリューション、初代の青エボだろう。 発売当初、このシャフトには散々な目に遭わされた。 中調子や手元調子のシャフトは調子を崩しても一定方向にしか曲がらず、曲がりの大きさがスィングのバロメーターだったのだが、先調子はどっちにも曲がるし、制御不能の大曲りをしたりする。 散々手を焼いた挙句使うのを止めた苦い過去。 ところがある日、クレイジーFW50Σ フレックス8.2(X相当)をプロシードRチタニウムFWに挿してラウンドしたところ、当時ブッ飛びFWとして人気だったロッディオFWを、遥かに凌駕する飛距離だった異次元体験をしたことがある。 ![]() ご多分に漏れず、青エボの747(70g台)をジェイビームで試したところ、同じ現象が起こった。 ドライバーで異次元の飛びを体験出来たのである。 私のHSでは少し重いかもしれないのだが、この飛びを経験してしまうと使わざるを得ないし、今までの食わず嫌いを後悔した次第だ。 勿論先の動きはあまり感じないし、むしろいつも使っている中調子シャフトと違和感があまりなく使える。 フェードを打つ時は、今までフォローでコントロールしていたのだが、右足の向きだけで、ドローとフェードを自在にコントロール出来るというオマケ付きだった。 スィングはそのままで、捻転の深さをアドレス時の右足の向きだけで球筋が操作出来る上に、体の真正面で叩きやすい。 ツアーAD PTのような、素直なしなりの中調子シャフトは、真正面で叩きやすいのだが、癖のある中調子や手元調子は、インパクトゾーンを探すのに結構苦労するのが私のスィングの特徴。 硬めの先調子は、右の懐が作りやすくて真正面で思い切り叩きに行けるのである。 ![]() シャフトの挙動を感じるタイミングが逆の先調子と中、中元調子なのだが、本当に飛ぶシャフトは硬めの先調子だと私は思っている。 三菱ケミカルの試打会でディアマナXを試打した際に、テスターの方に聞いてみたら、ディアマナXが正しくその考えで、調子を中から先寄りで少し動くように味付けを変えたそうだ。 青マナ時代の私のように、自分は Sじゃなきゃダメとか、中調子じゃなきゃダメとか固定観念が強い方にはオススメしないが、普段使っているフレックスより1フレックスハードを選ぶか、重量帯を1つ上げるだけで、先調子シャフトの挙動は落ち着く上にヘッドを上向きに持ち上げ飛距離を出そうとする。 振っている本人は素直に動くと感じるから、先調子と気付かないモノもある程だ。 60gのS使いなら、初代スピーダーエボリューションの757で重量アップ。 これで少し動きを感じるなら、エボ3の757を振ってみれば、先の動きをあまり感じないばかりか、素直なシャフトと思う人もいるのではないかと思う。 またクレイジーのLY01シリースや、ディアマナXのニューモデルなど、スィング中「XXXをしなくちゃ!」という、余計なことを考えながら振らなくて済むシャフトもある。 最近では、ほかの先調子でも自分に合った重量帯やフレックスを探し当てるのが何とも楽しくシャフトの選択肢が増えたように感じ始めた。 太いグリップに違和感がない方には、グリップを二重巻きにして手首の動きを少し制御すれば、シャフトの動きが鈍感に感じるのと近い効果が得られる。 実は、今私が使っているのが1W~5WまでテーラーメイドM4で、ワオやプロシードR7程の飛距離は出ないのだが、使う理由がシャフトとヘッドの特徴に起因している。 シャフトはジオテック プロトタイプRF6Sなのだが、このシャフトは、カーボンシートを巻いてあるのではなく、織ってあるという代物だ。 ![]() M4は激芯ヒットするより、フェース上部芯よりやや先でヒットすると激飛びする。 きっとツイストフェース効果ではないかと思われるのだが、このヒッティングポイントで打つのが非常に難しい。 このシャフトなら真正面で叩きやすいので、うまくこのツボで打つのが他のシャフトより打ちやすいと感じている。 RFは非常にリーズナブルで、オープン価格なのだが1万円もしないからウッド系は全てこのシャフトにリシャフトしても懐に優しかった。 一度試してみることをオススメする。 きっと次元の違う別世界を体験出来る事請け合いだ。 ![]() 先調子好きにどのシャフトをす勧めるかは一番難しい。 右の懐でしなりを使う手練れのゴルファーは、しなっていると感じるポイントを誰よりも大事にするからだ。 このポイントが狂うとヘッドが上向きに動かず、左右にバラけてしまうので左右どっちにも曲がり始めてブレ始める。 切り返して、ほんのコンマ何秒の次元でしなりを使うのでシャフトのしなり具合は生命線。 先調子は捻転が浅いと腕を使ってしまうので、引っ掛けやタイミングを崩して振り遅れの右にスッポ抜けなど、調子を崩すトリガーにもすぐになってしまう。 このタイプのゴルファーはスィング修正も時間がかかってしまうので、切り返しのしなり感と、振り抜きのしなり感がドンピシャじゃないと、中々シャフトがフィットしない。 先調子で定評が高いフジクラスピーダーは、初代、エボ3、エボ5の順で硬くなってくる。 フジクラは、比較的しなりの特性に共通点が多いので硬柔でチョイス出来そうだ。 ツアーad は、カタログ表記は全て中調子。 それでも一番動くMJ、次にDJ、GT、VR、TPの順だと思うが、それぞれ癖があるので合う合わないは一概には言えないところ。 硬めの先中調子を選ぶのであればTPが妥当だと思う。 ディアマナは赤マナと呼ばれる赤いシャフトになるのだが、全体的に手元から中間は全て硬めで、先走り感が非常に高く、インパクトでヘッドの動きを自分でコントロール出来る繊細な感覚が必要となってくる。 個人的な感想ではあるがディアマナは、デリケートなコントロールが出来る人向きで遊びが無く、一番妥協を許さないシャフトではないだろうか。 ![]() 修正するのに時間がかかる先好きユーザーは矯正用に中調子のドライバーを一本持っておくべきではないか?というのが私の持論。 中調子は基本、曲がりが一定方向で曲がりの大小がスィングのバロメーターだということは先のコメント通りなのだが、先調子で修正しようとするとどっちにも曲がってしまうばかりか、小手先で矯正しようとする悪循環に陥ってしまうこともある。 そんな先好きユーザーには、中調子のドライバーで曲がりを少なくするようにスィングを治すのが一番の矯正方法だと思う。 中調子のシャフトでも右懐で捌かない限りドローは出ないし、先好きユーザーには右懐で中調子を使うとモタ~っとしてしなりすぎぐらいに思えてくる。 このタイミングで先調子のクラブに持ち替えて、スィングを微調整するのが一番早い矯正方法だと思っている。 これは以前登場した、命を的に賭けた緊急手術アスリートS氏が復帰して、体力の低下と共にスィングを壊した際に取り入れていたスィング矯正プラクティスである。 彼は、最近復調してきているみたいで全盛期の球筋が戻ってきている。 これに、輪をかけてヘッドやシャフトを物色しているので始末が悪い。 「この人にはいつになったら勝てるのか?」自分は命が惜しいから一生勝てないだろう・・・。 最近のヘッドを生かすも殺すもシャフト次第ではないかと今まで以上に思っている今日この頃。 「昔からシャフト次第だよ!」と言われればそれまでだが、もっとデリケートに慎重に選ぶ時代が来ているようだ。 ヘッドの材質も構造も昔とは別物なのだから。 快打倶楽部オススメドライバーはコレ! ■ワオ(WAOww)RV555 10度 スピーダー569EVO5 S(美品 ヘッドカバー付) ■モダートMA01+D 10.5度 ワクチンGR450V S(美品 ヘッドカバー付) ■ロッディオ コンパクト ミッドバック ツアーAD BB6S(美品 ヘッドカバー無し) ■コブラKING F9 10.5度 スピーダー661エボ5 S(美品 ヘッドカバー レンチ付) ■カムイ TP 09D 11度 クレイジー-9 PT SX(ヘッドカバー付 美品) ■ピンG410プラス 1W 9度 3W14.5度 ツアー65S 2本セット(ヘッドカバー付 レンチ無し) ■ピンG410プラス 1W/3W/5W 10.5度/14.5/17.5度 TENSEI ck プロ オレンジ60S 3本セット(美品 ヘッドカバー付 レンチ無し) ■ピンG410プラス 1W 10.5度 TENSEI ck プロ オレンジ60S(美品 ヘッドカバー付 レンチ無し) ■ピンG410 プラス1W 10.5度/3W 14.5度 TENSEI ck プロ オレンジ70S ■ピンG410プラス 9度 ツアー65S(美品 ヘッドカバー付 レンチ無し) ■ピンG400 LST 10度 ツアー75S(ヘッドカバー付 レンチなし) ■キャロウェイ エピックフラッシュ サブゼロ 10.5度 ディアマナDF 60S(美品 ヘッドカバー付 レンチ無し) ■テーラーメイドM2 2017 10.5度 スピーダー 661エボリューション ツアースペック(良品) ■テーラーメイドM5 9度 ツアーAD VR6S(美品ヘッドカバー付 レンチ無し) ■テーラーメイドM5 9度 ツアーAD IZ6S(美品 ヘッドカバー付 レンチ無し) ■テーラーメイドM5 9度 バシレウス スパーダ70S(ヘッドカバー付 レンチ無し) ■テーラーメイドM5 9度 AUGA5S(美品 ヘッドカバー付 レンチ無し) ■テーラーメイドM4 9.5度 ツアーAD IZ6S(美品 ヘッドカバー付) ■テーラーメイドM3 460 9.5度 ツアーAD DI 6S(激飛び仕様 美品ヘッドカバー付) ■テーラーメイドM4 10.5度 ツアーAD IZ6S(美品 ヘッドカバー付 レンチなし) ■キャロウェイ ローグ SUB ZERO 9度 スピーダー 661エボ5 S(美品 ヘッドカバー付 レンチ無し) ■キャロウェイ エピックフラッシュ SUB ZERO 9度 スピーダー661 エボ5 S(美品 ヘッドカバー付 レンチ無) 快打倶楽部では大切なクラブを高価に売却出来る委託販売を実施中!買取もご相談に乗ります。お問合せはコチラ! 日々張り切っています。 僭越ですが、小生が欲しいクラブを中心に紹介する 中古・地クラブショップとして快打倶楽部を営業中です。 ランキングに参加中です ![]() ![]() #
by dwsdws
| 2019-08-01 12:22
| ゴルフのこと
本題に入る前に当快打倶楽部のヤフーショッピングサイト内のシステムバージョンアップのためアドレスをお引越し。 https://store.shopping.yahoo.co.jp/kaida-club/ ご面倒おかけします。上記アドレスになりました。是非ご覧下さい! ![]() ゴルフ業界のイノベーターが今やデファクトメーカーに! ピンが世界的にトップメーカーの仲間入りしたのは、ピンアンサースコッツデール。 ご存知オールドアンサーだ。 ピンネックと呼ばれる、当時は異型のネックとトゥ&ヒールバランスのヘッド形状は、イノベーターだったピンの地位を確立した。 今ではキャメロンも、どんなメーカーでもピン型クランクネックが一番の売れ線であることは間違いない。 Iシリーズアイアンやウッドはプロや上級者が好む、いわゆる「イイ顔」とは一線を画しているのかもしれないが、そこにはピンのイノベーティブなDNAが脈々と生き続けているようにも思える。 最近では、元気が無いように思えるタイトリストを凌ぐ勢いを感じているのは私だけではないのでは? メジャー御三家としての地位もすぐソコのように見える。 ご他聞に漏れず、あくまで個人的な見解。 決してメーカーの回し者では無いことも付け加えておく。 ![]() 最近のピンは目が離せない! 最近のピンとはG400以降のモデルのこと。 パターやウェッジは予てより高評価だったのだが、ことウッド系に関してはG400がリリースされるまで打感は硬いし、ヘッドスピードも50以上無いと飛ばせないようだった。 余談だが、私も以前飛ばし屋としてブイブイ言わしていたクチなのだが、コンペや特に競技でピンを使用しているアスリートには、実は一度も飛ばしで勝ったことが無い。 さすがに私も当時ヘッドスピード50は無かったと思うが、ピンを使っているハイヘッドスピーダーはインパクトの打音が全然違っていた。 ビュッというスイング音とグシャッという金切り音が混じって、マッハ弾道がティーグラウンドの空気を巻き込んでいく旋律を何度も目撃した。 そんなピンユーザーに聞くと、みんな異口同音にピンは打感が柔らかいと言っていた。 私には硬いとしか思えないのに強打者しか味わえないピンの打感は、一度でいいから味わってみたいと常々思っていたしコンプレックスでもあった。 そんな無いものねだりのジレンマを抱えていたところに、この歳になってからG400が登場。 打った瞬間、ハードヒッターが柔らかいと言っていたのがコレだと感じた。 混じりけの無い純粋な金属が弾き返す打感。 芯を食うと、ボールが弾き飛ばされる寸前に金属がたわんで弾き返す準備をしているかのような、感じるか感じないかほどの微かな間があり、その柔らかさを強打者はピンは柔らかいと言っていたのだと感じた。 ![]() G400以降G400MAXからG410の系譜を辿るのだが、G400でひときわ人気だったのがG400LSテック(LST)だ。 G400MAXでLSTが無いのはナゼ?という疑問を最初持ったのだったが、それもそのはずG400MAXは重心距離が一番長く、弾道を低くする必要が無い捕まりを抑えたヘッドというのがその理由。 そしてヘッド体積が445ccから455ccとなり、ピン独特のヘッド形状ゆえにかなり大型ヘッドに見える。 ところが打ってみるとあまり当たらない。 当たれば飛ぶのだが、先ほどの激芯エリアで感じるピン独特の柔らかい打感は、重心距離が長いため技術力を要するから感じ辛いのだろう。 激芯ヒットしなければG400よりも硬いように感じてしまう。 それでも、共通しているのは曲がらないというヘッド特性で、ヘッドを選ぶ際は弾道の高さだけで選べば、最適な弾道コントロールが出来るのが心憎いところでもある。 そのコンセプトはG410にも踏襲され、G410PLUSと最新LST、SFTにセグメントされている。 ![]() シャフトについては後述するとして、ヘッドから掘り下げてみたい。 やさしさの順に言えば、SFT、ノーマル(G410の場合はPLUS)、LSTとなるだろう。 G410を例に取り上げてみるが、G400についても同様と考えて良いはずだ。 ヘッドスピードが40台前半のゴルファーでもG410PLUSで十分。 シャフトも結構タフなシャフトを挿しても十分に浮力があるし、ヘッドの高弾道設計がシャフトのタフさを凌駕していると思えるほど上げやすい。 ハードで知れ渡ったTENSEI CK PRO オレンジでも、PLUSの10.5度であれば高い弾道が楽に打てる。 むしろ、HS45近辺の一般的なヘッドスピードのゴルファーには、シャフトの操作性を実感しやすいヘッドだと言える。 弾道の高い人やHS40台後半のゴルファーが弾道を抑えたいのなら、9度かLST10.5度をチョイスすれば叩いても上がりすぎることは無いはず。 このコメントをお披露目する時には、まだLSTが出回ってないのかもしれないが、おそらくこの推測に間違いはないだろう。 HS50以上なら迷わずLST9度かPLUSの9度でシャフト調整だろう。 そして、HS40未満の方なら迷わずPLUSの10.5度かSFT(10.5度のみ)。 ![]() 先のコメント通り、弾道の高低性能はじゃじゃ馬シャフトを言う事を聞く素直な子犬にしたり、ヘッドによっては狼にさえしてしまうほど。 ヘッドスピードが40未満の方にもチョイスが多くある。 ALTA JCB REDのRフレックス、DISTANZAで長尺46インチで組んでもトルクが5.9でALT JCB REDと同じ先調子。 面白いのはアベレージHSのゴルファーが少し背伸びをして、TENSEI CK PRO オレンジを使ってみたいと思ったら、迷わずPLUSの10.5度をチョイスすれば高低の操作性も体感出来るし、このハードで狼のようなシャフトが可愛い子犬のように従順にも感じる。 メーカーカスタムでもラインナップされているTENSEI CK PRO オレンジだが、巷間伝わるガッツリ系と思いきや、かなり操作性の高いシャフトであることが分かるのも、ヘッドの性能のおかげだろう。 そして、シャフトの重量で打てる弾道の幅も考えやすい。 元々ピンのシャフトはカスタムの必要が無いほど充実している。 ![]() 純正ツアー65Rで57g/中調子/トルク4.3、Sで61g/中元調子/トルク3.4、Xで66g/トルク3.2/元調子。 ツアー75Rで68g/中調子/トルク3.3、Sで75g/中元調子/トルク2.9、Xで80g/トルク2.8/元調子。 因みにTENSEI CK PRO オレンジ60は、Rで60.5g/元調子/トルク3.6、Sで63.5g/元調子/トルク3.5、Xで66g/元調子/トルク3.4。 70はSで71.5g/元調子/トルク2.9、Xで73g/元調子/トルク2.8。 下手なパワーシャフト顔負けのしっかり者だ。 シャフトは、キックポイントが手元に近いほどハードに感じるし、人気があるものだがツアーシャフトの強靭さが数値ではハッキリ見て取れる。 ツアーシャフトの良さはSの場合、中元調子ではあるが61gという60g台前半の軽さと絞られたトルクの弾き感にある。 さながら軽硬シャフトの様相で、このカテゴリーのユーザーも取り込めるほどリシャフトの必要性が無い、純正シャフトで全てのゴルファーを網羅出来るメーカーは、今ではピンとホンマぐらいじゃないだろうか? ![]() アイアンはボテっととしたソール形状のIシリーズだが、構えた時じゃシャープに見えるソリッド感がある。 I500はソールがトゥよりに広がっているのに構えてみるとそんな雰囲気は全然感じない。 Iブレードに至っては構えた瞬間角ばったフォルムが鋭い弾道を約束してくれているかのようだ。 過去にはS55やS56のようなシャープでアスリートが好んで使うアイアンもあった。 今夏にはブループリントというババ・ワトソンなどが使用するマッスルがデビューを待っている。 現行のIブレードよりも難しく、技術力が必要なピン始まって以来のマッスルが登場する。 ピンのアイアンは、ステンレスヘッドなのに打感が良く一度使うと中々手放せない。 私の周りでも、クラチャンを何度も取ったトップアスリートが飛距離の低下とスピンの効き具合を一番補ってくれたのはピンだと言っていた。 このアスリートの御仁も、現在アイアンからFWというピンウィルスに感染し始めている。 ![]() 過去には異型の名器ピンEYE2という、嫌悪感すら感じ得ない独特の形状をしたウェッジが一世を風靡してから数十年。 最近では異型のウェッジは見当たらないが、ピンのウェッジもご多分に漏れずハンサムで、どれを取っても出来が良いのだが、突出した個性が無いためあまり注目されていなかったようにも思える。 それでも、特にオススメしたいのがGRIDE FORGED ウェッジで、球乗りが素晴らしくヘッドの動きをすごく感じやすいモデルだ。 ピンのフォージドモデルなんて珍しいと思って一度購入したら、増えるは増えるは瞬く間にピンウィルスに感染して、結局は全ロフトをフルラインナップで揃えてしまった大バカ者がこの私。 行くコースによって、どのロフトを持って行くか前夜に考えるビフォーゴルフがとても心地良かった。 グライドフォージドは少し小ぶりのヘッドが、ボールにぶつけただけで強烈なスピンが掛かって、くっ付き感をしっかり感じる。 ショートレンジでは、この性能のおかげで転がせば球が乗っかり感が手に取るように伝わってくるほどだ。 ![]() 本家本元のフランジネック、往年の名器ピンアンサースコッツデールを生んだソルハイム・カーステンは当時、これほど現代に受け継がれて本流となることを予想だにしなかったと思う。 このピンアンサースコッツデールから、ゴルフクラブに工房所在地の場所を冠したモデルが登場したのではないだろうか? 最近、オデッセイの傘下になったツーロンデザインにも「GARAGE」という工房モデルがある。 ピンのソルハイム・カーステンが辿った狭い工房での作業で作り上げた自信作よろしく、地名のモデル名の後に、「GARAGE」を冠したのがツーロンのハイエンドモデルであり象徴だ。 力を注いで送り出した自信作のみに、このようなネーミングが施されているのもピンから始まったゴルフ文化なのだろう。 ピンはクランクネックのパターはどれを取っても打感が素晴らしい。 最近ではフェースインサートを施しているモデルも登場しているが、違った角度から見ると初めて樹脂をフェースインサートしたオデッセイとピンがコラボしたようにも思えてしまう。 どちらも異端のメーカーとして産声を上げているのだが、全世界のプレイヤーが認めたクラブデザインのデフォルトとなっているのだ。 歴代モデルの中でも、個人的ではあるが取り上げたいのは「レッドウッドアンサー」。 軟鉄ヘッドの名器で、このパターをが初めて打った瞬間「欲しい欲しい病」が発症した。 帰りの電車で、後生大事に長い袋を抱えていたのを今でも思い出す。 状態の良いものがあれば今でも欲しいし、現役で使いたいくらいだ。 そして、初のシャフト延伸調整が出来るピン カーステン TR パター ANSER 2。 そしてピンアンサーTRは、最初は何やら変な樹脂をフェースにインサートしてるから打感が柔らかいんだ!オデッセイにかぶれたと思っていたら、何や何やヘッドはカッパーPVD仕上げのステンレスフェースに、削り出しで絶妙な打感とボールに順回転を与えるTRと言われる横溝が転がりを良くしている。 シャフトには調整機能があり、ちょっとしたカウンターバランス効果もある感じ。 更には手にしっくり馴染むグリップの感触と太さ。 どれを取っても一級品のパターであること間違い無しだった。 くっ付き感の強い重々しい打感、激圧のボールコンタクトで転がりが何と言っても素晴らしい。 この子もゴルフショップのクラブケースから翌日には私のキャディバッグに入っていたのだった。 ![]() オールドアンサー全盛の頃は、ボールも糸巻きが主流の時代。 グリーンもオールドアンサー当時より、繊細なタッチを要求される現代向けに改良したピン生誕50周年を記念して発表されたモデルである。 一度は本番で使用してみたいと思うのだが、快打倶楽部で出品されているのは新品未使用品のため本番投入はままならず・・・(泣) パターマットの上で数回転がしてみたところ、明らかに良いパターということがハッキリ分かるから欲しくて欲しくて堪らない程タチが悪い。 往年のブロンズの打感に手を加えてブロンズの弾き感をさらにまろやかにしてコンタクトさせてくれる進化を感じるフィーリングだ。 今では、一生に一度お目に掛かれるかどうか?と言われているオリジナルのオールドアンサースコッツデールは、競走馬の牡馬のような存在で、今でもその血統が受け継がれているのがピンパターの魅力だろう。 同じ価格帯で他のメーカーと比較しても、確実に品質的にはワンランク上と言って良いのがピンパターのクオリティではないかと思う。 快打倶楽部で取り扱い中!ピンのキレキレラインナップ! ■ピンG410 プラス 10.5度 TENSEI ckプロ オレンジ 70S ■ピンG410 プラス1W 10.5度/3W 14.5度 TENSEI ck オレンジ70S ■ピンG410プラス 9度 ツアー65S ■ピンG400 LST 10度 ツアー75S ■ピンG410プラス 1W 10.5度 TENSEI ck プロ オレンジ60S ■ピンG410プラス 1W 10.5度 TENSEI ck プロ オレンジ60S ■ピンG410プラス 1W/3W/5W 10.5度/14.5/17.5度 TENSEI ck プロ オレンジ60S 3本セット ■ピンG410 3w/5w TENSEI ckプロ オレンジ70S 2本セット ■ピンG410 3w/5w TENSEI ckプロ オレンジ70S 2本セット ■ピンG410 3W 14.5度 TENSEI ck プロ オレンジ70S ■ピンG410 5W 17.5度 TENSEI ck プロ オレンジ70S ■ピンG400 3W 14.5度 プラチナスピーダー6S ■ピンG400 3W ストレッチ3 13度 ツアー65S ■ピンG410 7W 20.5度 TENSEI ck プロ オレンジ70S ■ピンG400 9W スピーダー661エボ4 S ■ピンG410 5W 17.5度 TENSEI ck プロ オレンジ60S ■ピンG410 3W 14.5度 TENSEI ck プロ オレンジ60S ■ピンG410 5/3W 14.5/17.5度 TENSEI ck プロ オレンジ60S 2本セット ■ピンG410 クロスオーバー2U 17度 DGS200 ■ピンG410 クロスオーバー3U 20度 DGS200 ■ピンG410 クロスオーバー4U 23度 ツアー85S ■ピンG410 クロスオーバー2/3U 17/20度 DGS200 ■ピンG400 2U 17度 ツアー85S ■ピン アンサー 50th アニバーサリー パター ■ピン グライド フォージド 50度 モーダス105S ■ピン グライド フォージド 56度 モーダス105S ■ピン グライド フォージド 58度 モーダス105S ■ピン グライドフォージド3本(50/52/58度)モーダス105S ■ピン スコッツデールオールドアンサー平底【ヴィンテージ】 快打倶楽部ではお得な委託販売を実施中です。お問合せはこちら! 張り切っています。 僭越ですが、小生が欲しいクラブを中心に紹介する 中古・地クラブショップとして快打倶楽部を営業中です。 ランキングに参加中です ![]() ![]() #
by dwsdws
| 2019-06-20 07:15
| ゴルフのこと
本題に入る前に当快打倶楽部のヤフーショッピングサイト内のシステムバージョンアップのためアドレスをお引越し。 https://store.shopping.yahoo.co.jp/kaida-club/ ご面倒おかけします。上記アドレスになりました。是非ご覧下さい! 叩き系シャフトで大人気のシャフト3本を同じヘッドを使って比較検証してみた。 ヘッドは、テーラーメイドM5 10.5度。 シャフトは掲題のTENSEI ck PRO オレンジ60S、ツアーAD DI6S、フジクラ スピーダー 661エボリューションTR。 プロ使用率の高いTRについては前々作プロスペックも用意。 フジクラ製中元調子叩き系の進化も検証してみたい。 ![]() 中古ショップを物色しているとお決まりのシャフトばかりで、あってもメーカーカスタム程度のみ。 何で皆メーカー品ばかりでオリジナルカスタムを入れないんだろう?良いシャフトがいっぱいあるのに・・・? 常々そう思っていたのでレアモノを扱う、ある有名なショップで聞いてみたところ地シャフトや珍しいシャフトなど、メーカーカスタムでラインナップされていないものが入荷すると、少々高くても瞬殺で売れてしまうのだそう。 どうりで見当たらないはず。 巷ではカスタムリシャフトする人が居ないのでは?と勘違いしているのは私のみならず多くいるのではないだろうか? テーラーメイドM5が発売された時、スピーダーエボ5が合わなくてM3のIZ6Sやエボ4が品薄になった。 そんな人気の的IZの影で中々陽の目を見ないカスタムシャフトなのだが、試打クラブも見当たらないし実際挿してみてその手応えを感じられないと購入にも二の足を踏んでしまうのかもしれない。 それでは!ということで数回に渡り人気シャフトを検証してみようではないか! ということで、オリジナルカスタムを紹介したらキリがないので、誰でも手に入りやすい代表的なシャフトをグループ分けしてみた。 まずは叩き系シャフトを検証。 テスターは、命を的に掛けたアスリートゴルファーS氏、クラブにこだわり貪欲にシャフトを漁るM氏にご協力を願い比較検証してみた。 ![]() 現在の叩き系御三家と言えば、三菱ケミカルのTENSEI CK PRO ORANGE、グラファイトデザイン ツアーAD DI、フジクラ スピーダー エボリューションTRではないかと思う。 フジクラを除く2メーカーには、更にハードなシャフトがある。 グラファイトデザインには9003という強靭なシャフトが、また三菱ケミカルにはディアマナX。 叩き系と言えばこっちだろう!という声も聞こえてきそうだが、9003は時代の変化に惑わされないJ’SハーモテックプロのDNAを受け継ぐレジェンドシャフトで使い手が年を取ってもシャフトは若かりしジャンボのままだ。 ディアマナXは初代から進化を遂げて、中間のしなりとのパワー勝負のシャフトから、先調子の剛性シャフトが強烈な飛距離を生むという最大飛距離方程式のシャフトに生まれ変わった。 剛性感満載だが、先の繊細な上向き挙動を高さと飛距離に変換する弾き系に近いパワーシャフトに変身している。 そのため、ディアマナXは飛ばしの性質が実は叩き系とは少し違う。 そういった意味では、両社の現代の叩き系は先のTENSEIとDIと言って良いのでは? そして、フジクラが満を辞してリリースしたスピーダー エボリューションTRは、初代ツアースペックがブラッシュアップされ男子プロ御用達のパワーシャフトになっている。 これらのシャフトを実際打ってみて特徴を鷲掴みしてみたい。 ![]() 最近タイガーウッズが使用して人気が沸騰しているTENSEI ck PRO ORANGE(以下テンセイという)は、三菱ケミカルが一時話題をさらったクロカゲXTをもっと素直にした感があり、どんなに叩いても吹け上がらないところはXTと酷似している。 ただクロカゲXTと大きな違いを感じたのが、重心距離の長いヘッドに装着した時に、クロカゲXTはかなりシャットに振り上げないと制御し辛かったのがテンセイにはそれが無い。 その分、右からカットでも左からインサイドアウトでも打ち分けられる柔軟性を感じる。 クロカゲXTは普通に打つと私の場合スライス球が多かったのだが、ドローはレイドオフして打たないと中々言うことを聞いてくれなかったことを覚えている。 そんな欠点が無く、ボールに真っ直ぐ垂直にフェースを当ててあげればあとはシャフトが仕事をしてくれるのがテンセイだろう。 キックポイントとトルクもかなり関係していると思えるのだが、60Sでトルク4.4の中調子、クロカゲXTは3.1の元調子である。 数値的な違いは上記になるのだが捕まえないとどうにもならないところは結構似ているとも感じた。 テンセイはボールにぶつけてから押しやすいので、クロカゲよりほんの一瞬ではあるが細工が出来るのではないかと思う。 その辺がシャットにクラブを上げなければならなかったクロカゲXTとの微細な違いで、結果大きな弾道の違いとなって現れるというシャフトの仕事具合の違いではないかとの感想だ。 中間のしなりは結構鋭く硬めの中調子で、俊敏な弾き返しが味わえるシャフト。 DIやTRとの違いは、しっかり捕まえないと真っ直ぐ飛ばないどころか大怪我するシャフトだった。 カットに振ってもボールに垂直にぶつけてあげればキレイなストレートフェード、インサイドがらアウトに真っ直ぐ垂直にぶつけてあげれば右からのドローが返ってくる。 切り返しからインパクトまでは、強靭だが素直な中間のしなりでボールを捕まえる。 そしてフォローでシャフトが球筋を作るオートマチックな仕事をするといった具合。 命懸けゴルファーS氏は元々先調子好みのため、インパクトでシャフトを上向きにボールを上げる仕事をさせることが難しい。 インパクト前にお助け感がないテンセイは、フォロースルーで球筋をコントロールするフェーダー向きではないかとも言っていた。 まだ、テーラーM5だから捕まるので少しミスしても右手首を返せば多少は助かるが、エピックフラッシュ サブゼロのような絡まらないヘッドは細工がし辛いとの印象だった。 ![]() 今回飛び入りで参加したスピーダー エボリューション ツアースペックは、何を隠そう持ち込んだシャフトの中で一番ハードだった。 そのDNAを受け継ぐTRなだけに、どれほど強靭なシャフトなのかと思いきやツアースペック程のジャジャ馬感は成りを潜め、剛性感よりもセンシティブなコントロールを要求するシャフトに生まれ変わっていた。 決して捕まりが良いわけではないが、ツアースペックのように構えた瞬間「叩きなさい!」と言わんばかりのツアースペックに比べ、「しっかり捕まえないと飛ばしてあげないよ!」と語りかけて来そうな風合いだ。 ![]() このシャフトは、それなりのヘッドスピードが無いと飛ばせないし球を浮かすことは出来ない。 試しに569SをM5に挿してみると、面白いようにベストショットを連発した。 661と比べると若干柔らかめに感じるが、至って素直なしなり感はシャフト全体がビュンビュン走る。 パワーのある人は、661でこの気持ち良い感触を味わっているのかと思うと非常に羨ましい。 切り返しでシャフトにパワーが伝わっている感触がモロに伝わってくるから確実に飛ぶのがハッキリ分かる。 一度、スペック違いの2本を是非打ってみてもらいたいシャフトで、コンスタントに45以上で振れる方は661、それ以下の人は569で試したら手放せなくなる。 先調子の先駆的メーカーフジクラが男子プロを意識して投入したモデルだけあり、どおりで飛ぶはずだ。 ![]() グラファイトデザインで一番タブなシャフトと言えばM9003と答える人が多いのだが、一番人気があるシャフトと言えばDIと答える人が圧倒的だろう。 ご存知松山プロ御用達シャフトはカタログ表記は中調子だが、手元がしなって中間が弾き飛ばすしなり方をする。 M9003はトルク2.2のかなり硬いシャフトなのだが、ジャンボ尾崎プロが愛用していたハーモテックプロが原型。 OEM元はグラファイトデザインだと言われているモデルを現代版にリメイクしたモデルが9003だ。 その剛性感は、私レベルではコメント出来ないくらいスーパーパワーヒッター御用達だったのだが、DIが発表される前に井沢利光プロのために開発されたと言われるI65という伝説的なモデルがあり、飛んだ時にシャフトの中間がフィニッシュで振動しているように感じると言われた名器が存在した。 当時I65からDIに乗り換えて、力任せに叩きに行く若輩者だった私は、調子に乗ってDI8Sを挿したばかりに重くて硬くて振り切れず、ラウンド中ドライバーを使うのを諦めて使えなかった覚えがある。 シャフトの中間の弾き方とゴルファーのパワーとの均衡したバランスが重要なのだ。 I65しかりDIしかりで、手元がしなり中間がしっかり弾くようなシャフトはフェードでもしっかり飛距離を稼げる。 先ほどのテンセイ、TRともにフォロースルーでの感触が似ているのは叩き系シャフトの共通項なのだろう。 ![]() テーラーメイドのMシリーズはドローボールの飛距離が凄い。 フェーダーが好むシャフトと言っておきながら相反する性能だとしても、左を消せると言う点と中間がしっかりしなるから左から大曲りせずにターゲットに運べる。 タイガーしかり、松山プロしかりでフェードを武器に戦う為にはこのようなしなり感が必要なのではないのだろうか? ある意味での曲がりに対する鈍感さが直進性を増幅させているのだろう。 テンセイ、TRと打ち比べてみて撓り感はDIが一番感じられるのだが、手元がしなって直線的に弾きに行きたいDIはスイングプレーンの長い人向き。 大きなフォローが取れるゴルファーにはビッグボールを約束してもらえるし、インパクトから長いフォロースルーで振れる人には叩いた後での細工がしやすいと感じた。 フェーダーは右懐で捌くゴルファーと反対で、インパクト後のフォロースィングを操作している人が多い。 そうであれば、DIの性能はその必須条件に当てはまる。 更に、シャフトフェチのM氏は、DIにはボールヒットする時のツボがあると言っていた。 他の2シャフトと決定的な違いがここで、このツボさえ体が覚えてしまえば捕まらないと言われているDIも赤子の手をひねるように操作可能になると言うのだ。 ダウンからの切り返しで感じるポイントがあるそうだ。 そんなインプレを受けてから振ってみると、確かにのべたんな2シャフトの全体的なしなりと違い、ダウンで下りてくる間に「ココだ!」と感じる他と違う瞬間があって、そこからパワーを伝えていくタイミングがあるのが分かった。 ドローでしか飛ばないシャフトではなく、細工が出来るシャフトなだけにフェードで飛ばしてコントロールすることのできる両刀使いのシャフトだ。 これも、何種類かシャフトを打ち比べてみないと中々掴めないそれぞれの特性だと思う。 これだから打ち比べは止められない。 練習場で打つ時は何本か似た特性のシャフトを持参して打ち比べてみると、改めてシャフトのツボが分かるので体に刻み込みやすいし、ラウンド中もその感覚で打てるはず。 是非、オススメしたい練習方法でもある。 快打倶楽部では納得の最高値で売れる委託販売を実施中です。ご質問はこちらからお問合せ下さい。 快打倶楽部オススメのパワーシャフト装着ドライバーはこちら! ■ワオ(WAOww)RV555 10度 ループ プロトタイプBW S ■クライム オブ エンジェル ヴァージンビート 10度 エンジェルVII ■ジャステック プロシード R10 ディープ460 10.5度 TENSEI ckプロ オレンジ60S ■プロギアチューン01 9.5度+KUROKAGE XM70S ■カムイワークスKM300 10度ファイヤーエクスプレスプロトタイプ2016 65X ■グランディスタ RSW 9度 ファイヤーエクスプレス プロトタイプ65S ■エポンZERO改9.5度 ディアマナBF60S ■バルドTTX 460 9.5度 ループCL S ■ミズノMP タイプ2 スピーダー569 TR S ■ミズノMPドライバー タイプ2 ツアーAD DI7S ■タイトリストTS3 9.5度 ディアマナDF60S ■キャロウェイ ローグ SUB ZERO 9度 ツアーAD IZ 6S ■キャロウェイ エピックフラッシュ SUB ZERO 9度 ツアーAD IZ 6S ■キャロウェイ エピックフラッシュ サブゼロ 10.5度 ディアマナDF 60S ■ピンG410 プラス 10.5度 TENSEI ckプロ オレンジ 70S ■ピンG410プラス 9度 ツアー65S ■ピンG400 LST 10度 ツアー75S ■コブラ キング リミテッド プロ (7〜10度)661エボリューション ツアースペックS ■ホンマTW737 455 9.5度 ヴィザードEX-C 65 S ■テーラーメイドM2 2017 10.5度 スピーダー 661エボリューション ツアースペック ■テーラーメイドM3 460 9.5度 IZ 6S 純正カスタムシャフト ■テーラーメイドM3 460 9.5度 バシレウススパーダ70 S ■テーラーメイドM3 460 9.5度 ツアーAD DI 6S ■テーラーメイドM4 10.5度 ツアーAD IZ6S ■テーラーメイドM4 9.5度 ツアーAD IZ6S ■テーラーメイドM5 9度 バシレウス スパーダ70S ■テーラーメイドM5 9度 ツアーAD IZ6S ■テーラーメイドM5 9度 ディアマナ BF70S ■テーラーメイドM5 10.5度 TENSEI ckプロ オレンジ 60S 日々張り切っています。 僭越ですが、小生が欲しいクラブを中心に紹介する 中古・地クラブショップとして快打倶楽部を営業中です。 ランキングに参加中です ![]() ![]() #
by dwsdws
| 2019-06-14 23:08
| ゴルフのこと
本題に入る前に当快打倶楽部のヤフーショッピングサイト内のシステムバージョンアップのためアドレスをお引越し。 https://store.shopping.yahoo.co.jp/kaida-club/ ご面倒おかけします。上記アドレスになりました。是非ご覧下さい! それでは早速本題へ! 最近ドライバーが熱い。 一時はニューモデルが発表される度に「飛ぶ飛ぶ」と宣伝文句に踊らされていた感があったのだが、このところ各メーカーが発表するドライバーは、掛け値なしにブッ飛びモデルのオンパレードである。 今までは地クラブの飛びに大手メーカーが追いつけなかった?と言うより、ギリギリ勝負をしなかった大手が、ここに来て反発係数ギリギリをどんどん発表し始めたからだろう。 影の薄くなった地クラブと思いきや、ジャスティックのニューモデルR10が満を侍して登場した。 今回は、このニューモデルR10を中心に飛びの考察をコメントしてみたい。 ![]() 最近、テーラーメイド、キャロウェイのニューモデルを試す機会が多かった。 評判通りの飛びに舌を巻いていたのだが、ブッ飛ぶ反面ウィークポイントもあるように思われる。 テーラーメイドのM5、M6はドローだとバカっ飛びする反面、フェードとなると飛距離がガタ落ちすると思っているのは私だけだろうか?飛距離差約20ヤード。 キャロウェイ エピックフラッシュは、Mシリーズより飛ぶと思うのだが、高さが出過ぎると一気に飛距離を落とすことがある。 適正スピンで飛ばさないと飛距離にバラつきがあるように感じているところだ。 それでも、両者共10ヤードは伸びているように感じた。 ピンのG410も引けを取らず飛びについては良い勝負。 どちらかというと、ウィークポイントはピンが一番少ないとも思える。 ![]() 私は常々フェードで飛ぶドライバーが一番飛ぶドライバーだと思っている。 そういった意味でプロシードのフェード回転は他の追随を許さなかった。 前作のR9が発表された時、フェースのヒール下部が広がりヒールヒットに強くなったのだが、R9は如何せん弾が上がらず、インパクトはフェースが上向きに上昇するタイミングでカチ上げるようにヒットしないと、私のヘッドスピードでは太刀打ちできる代物ではなかった。 もちろん、そんな器用な打ち方が常に出来るのは私が知る限りジャンボ尾崎プロぐらい。 R9を引っさげてラウンドする勇気など私には無いし、ハナからボロボロになって帰るのが関の山だろう。 「早く460CCが出ないか?」ニューモデルを嘱望していた矢先、昨年R10が出たと聞き行きつけの工房に足を運んだのだが、時既に遅しでもう一本も無かったのである。 注文品のヘッドをヨダレを垂らしながら指をくわえていた。 日に日に評判を耳にする。 いい評判ばかりで、「次の入荷は?」と聞くとファーストロットは完売。 「セカンドロットを待つしかないね。」 「セカンドロットはいつ?」 「5月末ぐらいだと思うよ。」 そんなやり取りをしていたのが1月のことだったと思う。 その矢先、イチ早くR10を手に入れた友人は、金に糸目を付けず最強ギアを作り上げていた。 R10 10.5度+TENSEI ck PRO ORANGE 60S。 バケモノドライバーの完成である。 「是非、快打倶楽部に出品を!その前に打たせて!」 念願叶って打たせてもらったのがつい最近のことだった。 ![]() 何度か練習場で打たせてもらった時のインプレは打感がR7とは別物。 プロシード独特の金属音を残して弾き返すような、くっ付いた⇒弾き返した!という瞬間的な打感とはちょっと違っている。 R10はヘッドがたわんでいる⇒弾いてる!というファーストコンタクトが今までとは違うのである。 それもそのはず、新作はカーボンクラウンを採用、フェースは今までお約束のDAT55チタンではないのである。 当然材質が変われば打感も変わる。 個人的には慣れているだけあってR7の打感の方が好みなのだが、実際打ってみるとR9より楽に球が上がるし打ちやすい。 練習場で打ったときは確信が持てなかったのだが、フェードでR7より飛んでいるかのようだった。 友人とラウンドの際、フェードの飛距離がR7より少し伸びているのが確信出来た。 曲がりも以前より少ない。 おそらく重心設計の妙とフェース面に施されたパワーミーリングによるロースピン化が寄与しているのは明らかなのだが、何よりも先にも触れたヒール部の形状がヒールヒットにより強くなったのが最大の進化ではないかと思われる。 私のエースはこれからR10になるであろうことは間違いない。 ワオと打ち比べても勝るとも劣らないし、真っ直ぐ飛ぼうとするワオとフェードで重くて強い弾道のR10の2本があれば飛ばしに対する不安はもう無い。 ![]() ピンは昔から打感は今ひとつだったのが、G400からだいぶ改善されて良質な打感になってきたと言えるのだが、吸い付くような打感とまではいかない。 テーラーメイドもSLDRの頃に比べて打感が良くなったのだが、感触がかなり変わってきている。 昔のドライバーはくっ付き感が凄かった。 もう、あの味わいは求められないのだろうか? あの打感は、飛距離と反比例する打感なのだろうか? 否、ワオの打感はこれにすごく近い。 バルドのくっ付き感も飛距離と両立している。 地クラブに求められているのはブッ飛び機能は当たり前として、打感にこだわって欲しいところだ。 快打倶楽部では高く売りたい方のために委託販売を行っております。お問合せはこちら 甲乙付けがたい飛び!快打倶楽部がオススメする超ブッ飛びドラ達。 ■テーラーメイド M2 プロトタイプ 9.5度 ツアーAD DI 6S ■テーラーメイドM3 460 9.5度 バシレウススパーダ70 S ■テーラーメイドM3 460 9.5度 ツアーAD DI 6S ■テーラーメイドM5 9度 バシレウス スパーダ70S ■ワオ(WAOww)RV555 10度 スピーダー569EVO5 S ■ワオ(WAOww)RV555 10度 ループ プロトタイプBW S ■ロマロRAY V スピードチューン9度 限定モデル(美品 ヘッドのみ) ■クレイジーCRZ435 リミテッドエディション 10.5度 ファイヤープロト75S ■バルドTTX 460 9.5度 ループCL S ■バルド568 ストロングラック460 2019 10度 バシレウス スパーダ60S ■ミズノMPドライバー タイプ2 ツアーAD DI7S ■ブリジストン XD3C 9.5度 ツアーAD IZ6S ■ジャスティックプロシード R9 10.5度 ツアーAD TP6S ■ジャステックプロシード R10 ディープ460 10.5度 TENSEI ckプロ オレンジ60S ■キャロウェイ エピックフラッシュ SUB ZERO 9度 ツアーAD IZ 6S ■キャロウェイ エピックフラッシュ SUB ZERO 9度 スピーダー661 エボ5 S 日々張り切っています。 僭越ですが、小生が欲しいクラブを中心に紹介する 中古・地クラブショップとして快打倶楽部を営業中です。 ランキングに参加中です ![]() ![]() #
by dwsdws
| 2019-05-31 12:48
| ゴルフのこと
私の周りでPRGRユーザーがにわかに増えてきている。 かく言う私のアイアンもここ2〜3年、ゾディア 、ミズノとクラブ遍歴を重ね、今はブロギアチューン02に落ち着いている。 元々は、アスリートのK氏がエポンのマッスルから型落ちのPRGRエッグ2011年モデルに変えたのに端を発しているのだが、使うと手放せなくなるPRGRの飛びのDNAは、アイアンのみならずウッドも含めて超魅力的。 つい先日も、ラウンド中に急病で倒れたゴル友S氏が途中リタイアしたにも関わらず、ハーフ1アンダーという見事なスコアで回ったのは、彼の技量とプロギアRSの成せる技だと思う。 ギリギリコンセプトの第3弾は、プロギアを検証してみた。 ![]() アスリートK氏はマッスルからエッグに変えた! アマチュア競技で全国レベル、ハンデもほぼスクラッチ直前のK氏から、快打倶楽部に下ろしたてのエポンAFツアーを出品したいとの話があったのが、かれこれ2年前の事。 当時憧れのマッスルで、このアイアンのポテンシャルは他の追随を許さない程の人気だった。 さぞかし良いアイアンを見つけたんだろうと思って聞いてみたところ、なんとその正体はPRGRエッグフォージドの2011年モデル、しかも型落ちだったのである。 ![]() 彼は以前からエッグフォージドは遊びで使っていたそうで、使えば使う程その性能の高さに魅了されていったそうだ。 一番は飛距離性能の高さでマッスルとは2番手違う。 「よく、アイアンは飛ばすものではなく飛距離は求めない。と言う人が多いけど、飛ばなくて難しいアイアンを使える人は少ないし、曲げると曲がるは大違い。」 彼が、飛んで曲がらないエッグフォージドを伴侶に選んだ理由はこうだ。 エッグフォージドは幅広ソールで、見てくれオッチャンクラブだが正真正銘の軟鉄鍛造モデル。 打感もそこそこ柔らかく、彼の技術を持ってすればこの材質と鍛造製法なら止まるし、転がる球との打ち分けくらい造作も無い事だった。 150ヤード以上をショートアイアンで狙えるのは、ショートホールならずともセカンドショットでも大きなメリットなのだそうだ。 きっと彼のことだから最後の砦はゼクシオに目を付けているに違いない。 そのうち、ゼクシオフォージドあたりがお目見えする日も近いかも??? ![]() 単純にロフトが立っていれば飛ぶアイアンなのだが、競技ゴルファーのレベルになると止まるアイアンでなければならない。 あるクラチャンを何回も獲っている年齢70台の方が、飛んで止まるアイアンならいくらでも払うと言っていた。 飛ぶ代わりにスピンを犠牲にしなくてはならないアイアンは多々あるが、PRGRの真骨頂は飛んで止まるラインナップが揃っている事だろう。 私が使用しているPRGRチューン02アイアンも、打感秀逸、スピン性能抜群の上にマッスルに比べて1.5番手飛ぶし、セミキャビと比較してもワンランク上の打感の柔らかさだ。 このアイアンを使い始めてからといもの、物欲を抑える時はPRGRチューンよりも良いかどうかで自制が効くようになってきた。(笑) 前作と今作RSアイアンもブロギアチューンと違いがわからない程の出来映えだ。 飛んで止まるんなら、アイアンの飛距離を落とす必要がどこにあろうか? トップアスリートS氏も、キャロウェイからRSフォージドのニューモデルに乗り換えて、飛びと性能の高さに目を丸くしている。 彼は、先にも触れたラウンド中急病で倒れた、にも関わらずハーフ1アンダーという凄いスコアで回って、そのまま救急車で運ばれて緊急手術という、命を的にゴルフをしている命懸けゴルフアーなのだ。 体調の悪いラウンド中もPRGR RSの飛距離性能と操作性に助けられて、重い体から生気のみなぎるショットを連発していた。 後に救急車で運ばれて緊急手術だったと聞くとどれほど重篤だったのだか? 笑い話だが、一刻を争う重病なのに後日お見舞いに行く際、「何が欲しい?」と聞いたらパターとパターマットと答えた上に、病室では点滴をゴロゴロ転がして休憩室でパット練習がしたいとのたまっていたゴルフ大好物の御仁である。 更に、シングルを目指しているT氏も2012年モデルのエッグフォージドにヤマハから乗り換えて、シングル仲間入りが射程に入ったとご満悦だ。 私の周りは最近飛距離系アイアンユーザーが目白押しで、テーラーM6アイアンで距離を稼いでいたT氏は、最近キャバクラでビールを飲みすぎて太った為か、地から強い球が打てるようになったそうだ。 そして、テーラーメイドから藤本アイアンに乗り換えたO氏はゼクシオ買うなら藤本と太鼓判を押している。 ここに来て、私の周りはアイアン、ウッド含めてブロギアフェチや飛び系ユーザーが増殖し始めている。 ![]() 初代RSFが反発規制に引っかかってカラーリング変更の上再登場した。 当時、地クラブとRSFを打ち比べて、その飛距離性能を検証したことがある。 結果は地クラブに軍配だぅたのだが、シャフトが違うというアドバンテージがあったのも否めない。 ここのところ、大手メーカーの飛距離性能が目に見えて向上してきている。 特に外ブラヘッドの躍進が目覚ましいのだか、その先鞭を切ったテイラーメイド、キャロウェイは、ギリギリを標榜して飛びの最先端を闊歩しているメーカーだが・・・。 ちょっと待って! PRGRはかれこれ三世代前からギリギリに反発係数を下げる努力をしてきているメーカーだ。 特許取得のダブルクラウンは、新製品を発表する度に反発係数を下げるため、血の滲むような努力をしていると聞く。 ギリギリにするために薄肉化する時代が終わり、越えてしまった反発係数を限界まで下げる発想は、テーラーメイドの専売特許ではないという事だ。 反発係数が決まっている以上、芯の反発係数はどのメーカーでもギリキリ設定なのだが、PRGRに至ってはオフセンターヒットの反発係数をギリギリにして、スィートエリアを外してもギリギリ設定のため、更に飛んで優しいヘッドにベクトルが向いている。 このことからも分かるように、ギリギリはスィートエリア拡大というフェーズ2に入っているようだ。 事実、300ヤード程の短いミドルで、グリーン手前80ヤードから直角近い右ドックレッグのホールでのこと。 ティーグラウンドから200ヤードのフェアウェイ左サイドに、右習えの様にティーショットを刻むのが我々仲間内のセオリーだったのが、RSFでスライスを打った時だった。 少し擦ってしまい、ドックレッグの際にある高い松に引っかかっただろうと思いきや、しっかり抜けてグリーン手前50ヤードのベスポジ。 飛ばないと、このポジションに置く事は不可能なだけに、最初は誰かのセカンドと間違えた程の飛びだったのを覚えている。 このホールをイージーバーディーで切り抜けた時は天と地ほど道具の違いを痛感した。 更に、普段ならいくら強く叩いてもフォローでも無い限りバンカーの餌食になることはないホールでバンカーを直撃。 顎に阻まれバンカーは越えてくれなかったが、同じ様なロングホールでは、直撃してくれたおかげでバンカーを転がり抜けた。 クロスバンカーが多いコースは、転がってバンカーの餌食になるより直撃の方がはるかにセカンドバンカーのリスクも低い。 飛ぶメリットとデメリットはセカンドショットの景色を一変させる。 届かなかったのが届く様になったという分かりやすいメリットもあるが、コースマネージメントの根本が違ってくる。 飛ぶ事は、マネージメントの幅が広がる事は言うまでもない。 ![]() このところニューモデルを沢山試打していて、確実に言えることは飛ばしは第2ステージのシャフト選びの時代が到来した!というのが実感だ。 そう言った意味では、ダブルクラウンではないのに遜色無い飛びで人気のプロギアチューンの存在は必然とも言える。 このヘッドに特定のシャフトを挿して吊るし提供するのはナンセンス。 メーカーカスタムだけに選択肢を求めるではなく、古いシャフトでもポテンシャルの高いシャフトを使ったら、フィッティングモデルとは何ぞや?を実感出来るし、是非お勧めしたい。 ![]() 重いヘッドに50g台のシャフトでお決まりのように長めで組む人がいる。 理屈では長い方が飛ぶのは当然なのだが、しなりやインパクトでのシャフトの走りやミート率を考えたら長さと飛距離が比例するとは単純には言い切れない。 シャフト長を0.5〜0.25インチ短くして、重めでしっかりを意識して組んだ方が明らかに重量をぶつけやすい場合もあるという事だ。 RやSなどのフレックス指標だけで選ばず、シャフトの詳細を把握する必要がある。 トルク4.5以上、振動数250cpm台でSフレックスのシャフトだってあるし、シャフトが違えば同じ数値でRフレックスといものもある。 メーカーごと、シャフトごとにフレックス表示もまちまちなのは最低限知っておきたい事。 クラブ選びの際、ヘッドの性能やフレックスに目が行くのは当たり前だが、同じシャフトでもそれぞれ全然違うのだからしっかり吟味する必要が当然ある。 フィッテングルームがあるゴルフショップが沢山あるのだから、まずは試打必至だしフィッターの言うことを鵜呑みにしないのも大切だ。 よく、3回打って合わないクラブはダメというフィッターがいる。 私の場合はこれは?で、ヘッドの性能は殆ど評判通りと解釈しているが、最初が良くても3ヶ月ぐらい経つと全然合わなくなってくるというケースを散見する。 要は本当はシャフトが自分に合わないことが分かってないからではないか?と思っている。 シャフトの癖を最初から把握出来れば、試打した際にすぐに自分に合うかどうかは分かる。 飛ばないと思っていたヘッドが突然飛んだり、ウェイトを少し緩めただけで打感が柔らかくなって押せるクラブになったりと、ヘッドはシャフトによって別物に変わることもある。 そう言った意味では、ヘッドはあらかた把握しやすいのでシャフトを吟味する方が後々使いやすかったりすることが多い。 同じシャフトの50g台と60g台では、同じフレックスでも別物だという事は前にもコメントした。 今回試したRSFは最新のヘッドだか、シャフトはフジクラスピーダー661 TR Sだった。 RSFが、テーラーメイドM5 IZ6Sの純正カスタムを10ヤード程置いていったのは圧巻で、長さも同じ45.25インチである。 過去にもあまり経験のない飛びだっただけに、飛ばすためのクラブ選びはシャフトでこうも違ってくるのか!ということを痛感させられた。 先日、M氏の第三の先発ローテーションと言ったのはこのRSFの事で、このヘッドもシャフト次第で豹変するのは、シャフトがスィングそれぞれのベストパフォーマンスを引き出すことが出来るからだろう。 ![]() よく、冬と夏のクラブで使用クラブを変えるという人がいる。 私も同意!賛成派なのだが、ここに来て夏用クラブの選び方が変ってきたのだ。 夏用はしっかり目、冬用は少しソフトなクラブという大枠は変らないのだが、最近の夏は極めて暑い上に熱中症対策とか下半身の粘りは冬以上に神経を使わなくてはならなくなってきた。 この猛暑のシチュエーションで今まで通りの夏用クラブを投入したら、後半はバテバテで振れなくなってしまう。 事実夏場のゴルフはこの数年、後半になると右に出ることが多い。 下半身の粘りが無くなっているからで、後半はスェーが原因でミスショットを連発することが多いのだ。 先のS氏が重病にも関わらず生きた球を打てたのも、軽く振って飛ぶ、操作性が高いというクラブの恩恵があったからではなかろうか? そうなると、夏、冬は同じヘッドに違うシャフトで組むというのはナンセンスに思える。 私もラウンド後半になると、あちこちが吊り始めて五体全部が吊ったなんていう、五目吊り状態に陥ったことがある。 シャクヤクカンゾウトウを飲みながら、そんな状態でハードスペックを振り回すことなど出来よう筈も無い。 であれば、飛ぶヘッドでシャフトは冬も夏も同じという考え方もあるのではなかろうか? 不謹慎ではあるが、先ほどの命を的に掛けたゴルファーS氏のラウンドは非常に参考にさせて頂いている。 快打俱楽部では高価売却で好評の委託販売を実施中です。こちらからご相談ください! 快打俱楽部オススメ夏冬関係無し!飛ぶ、コントローラブルなオススメクラブ ■ワオ(WAOww)RV555 10度 ループ プロトタイプBW S ■ワオ(WAOww)RV555 10度 スピーダー569EVO5 S ■キャロウェイ エピックフラッシュ SUB ZERO 9度 ツアーAD IZ 6S ■キャロウェイ エピックフラッシュ SUB ZERO 9度 スピーダー661 エボ5 S ■キャロウェイ ローグ SUB ZERO 9度 ツアーAD IZ 6S ■キャロウェイ ローグ SUB ZERO 9度 スピーダー 661エボ5 S ■アクシスゴルフ Z1ツアースペック9.5度(HC付良品)ファイヤーエクスプレス プロトタイプ2014 Ver.1 F2 ■クレイジーCRZ435 リミテッドエディション 10.5度 ファイヤープロト75S ■ロマロRAY V スピードチューン9度 限定モデル(美品 ヘッドのみ) ■ジャスティックプロシードRVIIIプレミアム10.5度 FE K2 F2 ■ブリジストン XD3C 9.5度 ツアーAD IZ6S(美品 工房限定モデル ■プロギアRSF2018 10.5度 ツアーAD MJ7S ■プロギアTUNE01 9.5度+KUROKAGE XM70S ■プロギアチューン02 10.5度 ヘッドのみ ■プロギアチューン02 9.5度 ヘッドのみ ■リョーマ マキシマ タイプD 9.5度 ループAI S ■ミズノプロ518 7本 モーダス120X ■テーラーメイドP790 DG105 S200 6本 ■タイトリスト C16 5本(新品未使用品)クロカゲTiNi AMC R 世界限定1000セット ■ドゥーカスDCI 702 NS1150GH TOUR S 6本セット ■プロギア エッグフォージド M43 7本セット 日々張り切っています。 僭越ですが、小生が欲しいクラブを中心に紹介する 中古・地クラブショップとして快打倶楽部を営業中です。 このたび、YAHOO SHOPPINGの改編により、アドレスも移動しました。 新しいアドレスは「http://store.shopping.yahoo.co.jp/kaida-club/」となります。申し訳ありませんが、上記のオススメクラブも新しい番組の中で探してみてください。(不自由かけます) 改めましてよろしくお願いします。 ランキングに参加中です ![]() ![]() #
by dwsdws
| 2019-05-24 10:13
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