前回、テーラーメイドMシリーズの打ち比べをコメントした。
ギリギリをコンセプトにドライバーを検証する第2弾。
今回はそのテーラーメイドの代表をM5、飛ぶ地クラブをバルド、WAOO他を用意して徹底的に比較してみたので、ドライバー選びの参考にしてもらいたい。

地クラブはもうダメ?そんなことは無い!
地クラブがテーラーメイドやキャロウェイ、ピンなどの最新テクノロジーの前に影が薄いと言われている。
あまり飛ばない地クラブヘッドも確かにあるので全てが飛ぶとは言い難い面もあるが。
それでも、BB4などアベレージゴルファーをターゲットにした地クラブはオークションでプレミアが付くほどだし、品薄状態が続いていて中々手に入らないものもあることを考えれば、まずは、自分に合うか合わないかが大前提となることはご承知置き願いたい。
ギリギリヘッドの功罪なぜ、地クラブがもうダメと囁かれ始めたのかというと、大きな要因はテーラーメイドなどのギリギリヘッドにある。
元々、反発係数ギリギリをモットーとして個体管理をしていた地クラブメーカーが、反発係数限界に大手が乗り込んできたのが要因。
地クラブの影が薄くなってきたと思われているようだ。
実は、地クラブが使う高品質チタンは元々薄くするとアッという間に違反クラブになってしまう。
飛びの鉄板材質として人気のDATがその最たるもの。
過去にもDAT55で鉄板の飛びを誇る、プロシードR4の9.5度が使用禁止になった経緯がある。
材質の反発係数管理が、薄くすればするほどデリケートで、少し薄くするだけで規制をオーバーしてしまうからだ。
そこに反発係数を一度超えてギリギリまで係数を下げるという、逆転発想で世に送り出されたのがテーラーメイドM5とM6だった。
フェースに樹脂を注入して反発を和らげるという真逆の発想は、課題だった、いかに薄くフェースを作るか?という障壁をあっさり克服してしまったのである。
じゃあ、地クラブメーカーもそうすれば良いじゃないか!
当然そうなのだが、製造ラインの新規構築など大手には逆立ちしても及ばない課設備投資の問題などが大きな壁として立ちはだかる。
さらには、カーボンクラウンでヘッドの重量を軽くする事が出来るようになってきた為、フェースの肉厚設計に幅が広がり、色々な設計思想を組み込む事が出来るようになって来た。

そうなると、ギリギリ勝負が待っている。
設備投資が出来ない大手と経営環境が違うためか、地クラブはもうダメと囁かれ始めたと言っていいだろう。
ただ、一度違反になったことがあるプロギア初代RSFもギリギリを攻めてきたドライバーなのに、地クラブの飛び性能は影を薄める事無く飛びの世界に君臨してきた。
これはテーラーメイドの技術力が周知浸透しているかが分かるし、宣伝の妙とも思える企業力の成せる業だ。
同じギリギリの土俵で地クラブがテーラーメイドと勝負したら勝ち目は無いのだろうか?
そんな疑問から、打ち比べて答えを出してみようとなったのである。
確かに飛ぶし曲がらない。それでも経験したことのある飛びだった。テーラーメイドM5にバシレウススパーダ60Sを装着。
45.25インチの飛び仕様で私の飛ばし方程式上、「これでもか!」と言えるほどのスペックを持ち込んでみた。
バシレウススパーダは、自分のエースバルド568 460に装着している十八番の飛びスペックである。
打ち比べ前、少し球が上がり気味のバルド以上にM5の中高弾道での激飛びに期待していた。
ところがである、セカンド地点に行ってみると見たことのある景色。
「あんまり飛ばないなあ・・・」
フェードで打ったからなのか?期待ほどの飛距離は出ていなかったのである。
プロシードなら同じ弾道でも確実にこれより飛んでいるはず。
そもそも、フェードで飛ぶヘッドが一番飛ぶヘッドという持論の自分なだけに少々ガッカリした瞬間だった。
Mシリーズ飛ばしのコツを見つけたり!
次のミドルホールでの事。
前回フェードで打ったから今度はドローでとばかりに試してみる。
緩やかにドローしていく、見事にトゥ寄りに当たるミスヒットだった。
このような弾道は得てして飛んでいることが多いのは分かるのだが、思いの外飛んでいたのである。
普段、芯を食ってやっと越える御神木を越えていたのには驚き。
「エッ?何でこんなに飛んでるの?M5は飛ぶなあ・・・」
同伴者には、「一体飛ぶのか飛ばないのかどっちなんだ!」(笑)
その答えはこの先に明らかになってくる。
ほぼ直角に曲がるミドルホールでの事だった。
このホールでドライバーを使う場合は、ほぼ一箇所しか無い狙いどころをドローで決め打ちするしかない。
一歩間違えるとフェアウェイを突き抜けて林の中。
普段は、このホールが曲がり切った所までFWで狙い、セカンドはフェアウェイの幅の分が直線距離+αで残る。
170~120ヤードが残り、置き場所によってセカンドが5番手程も大きく変わる。
左サイドギリギリの際を狙えば50ヤードのアドバンテージとなるホールで、曲がり際に届かないと左のOBとバンカーの餌食、短いと林がスタイミーになってセカンドが狙えない。
ドライバーで一点狙いの場合は、成功すれば残り80~100ヤードのご褒美があるがハイリスクハイリターンである。
お決まりの3Wでティーショット。
先程のドロー狙いと同じミスヒットが、フェアウェイ曲がり際を大きく横断して、ドライバーのベストショットのポジションに届いた。
「ハハ~ン。ツイストフェースのおかげだな?!」
直進性能を高める仕掛けのツイストフェースが、曲がりを直進に変えようとする効果だと思い始める。
そして、フェアウェイが広いホールでフェース上部トゥ寄りで上手くヒット出来た時確信に変わった。
普段より飛んでいる。
明らかにミスヒットの打感なのだが・・・。
激芯を食った球は地クラブには及ばないが、プロが一番飛ぶとよく言っているトゥ寄りフェース上部は圧倒的にテーラーメイドに軍配だったのである。
芯食ったら最新テクノロジーもタジタジ。地クラブの底力!テーラー最新ヘッドの飛ばしを会得出来たが、本題の地クラブ対決はどうなんだろう?
先にもコメントした通り、フェードで飛ぶヘッドが一番飛ぶヘッドという持論から導き出される答なら勝ちは地クラブであった。
バルドは捕まりが意外と良いヘッドなので、フェードが打ち辛いと常々思っているのだが、あまり上がらず滑るようなストレートフェードが打てた時はドローより遥かに飛ぶ事が多い。
見た事もないようなセカンドの景色に誘ってくれる事もしばしばなのである。
これはプロシードも同様で、フェードナンバーワンの座はやっぱりプロシードの右に出るヘッドは無いと思っている。
私のゴルフ仲間M氏もプロシード、バルドが一番飛ぶと同意見。
M氏はキャロウェイのローグを使っていたが、プロシード、バルド、BB4に乗り換えた。
全て同じシャフト、同じ長さで組む念の入れようだ。
一番希少でプレミアまで付いているBB4に決別し、プロシード、バルドをエースに昇格。
第三の先発ローテーションに目星を付けたのだが、それはテーラーでもキャロでも無い。
第三の先発が何なのかはいずれまたコメントさせてもらうとして、その飛距離性能の高さは改めて見直したと言っても良いというのが、その第三ドライバーのヒントである。
M氏曰く「セカンドの景色が違うから、最近ゴルフがもっと楽しくなった。」とコメントしている。
今まで届かなかった飛ばし屋のゴル友に引けを取らないショットを連発し、射程距離に入ってきた様子だ。
実は、このM氏も一朝一夕にこのスペックに辿り着いた訳ではない。
多くのシャフトを試して診断もしてもらい、自分にどんなシャフトが合っているかを絞り込んだ上でオンリーワンを選んでいる。
シャフト選びに間違いが無いし、自信を持ってリシャフト出来るので無駄使いが無い。
非常に簡単ににクラブを組む事が出来るのが何と言っても羨ましいし理想的なリシャフトだ。

自分を含めてシャフトには散々散財させられて来た。
これからもそうなる可能性が高いリシャフトフェチなだけに、クラブ一本買うよりリシャフト代が掛かるという、「金食い虫クラブ」が今まで何本あったことか?
ゴルフの商売やっているのに、PXGなんて何セットでも買えるくらいの浪費家が自分かと思うと情けない限りでもある。(泣)
シャフト選びさえ間違えなければ、他よりも飛ばないと思っていたドライバーが絶世の美女に変身するのもリシャフトの楽しみの一つなのだが、整形失敗で手の施しようがないモノを組んでしまうと、スィングまで壊して取り返しのつかないことにもなり兼ねないのでご注意を!
ちょっと試してみたい!初代M2USモデル装着シャフト実は、密かに試してみたいシャフトがある。
初代M2USモデルに装着されていた、フジクラスピーダー661プロスペックがそれだ。
元々、フジクラシャフトは定番モデルは女子プロをターゲットに開発されている。
これはメーカーの方も公言しているほどなのだが、今のTRとその前のTSは男子プロをターゲットとして開発されたそうだ。
その原型が実は初代M2USモデルに装着されていたフジクラスピーダー661プロスペックである。
中元調子で、今のTRはしっかりそのDNAを踏襲している。
45.75インチあるのでちょっと長めなのだが、今回の打ち比べでワオに装着していたスピーダー568エボ5は、シャフトが少し頼りなかったにも関わらずテーラーM5とほぼ同飛距離だった。
さらに、左に全くと言って良い程行かない上に打感が素晴らしい。
飛ぶヘッドであることは間違いないと確信している。
自分に合った組み方さえ分かれば、バルドやプロシード以上に飛ぶ可能性が十分にあると思っているところだった。
まずは、ワオをTRで組む前にフジクラスピーダー661プロスペックをカチャカチャでM5で試してみる。
明らかに飛ぶ事がハッキリすれば、新たにワオにTRで組んでみたいというのが本音のところ。
TRの飛距離性能も他のヘッドで飛距離アップ出来る事が分かっているので信頼性が非常に高い。
「試す価値十分にあり!」そう思っている悪い癖が、PXGを買えずにいるのに気付かない学習能力の無さなのかも・・・(泣)
日々張り切っています。
僭越ですが、小生が欲しいクラブを中心に紹介する
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テーラーメイドのドライバーといえば、新発想を具現化して発売するや否や、一気に話題をさらう最新テクノロジーが高評価だ。
毎回発売される度に「飛ぶ!飛ぶ!」と言われ、誰でも300ヤードドライブしていなければおかしいヨ!と、よく揶揄される筆頭メーカーなのだが実際はどうなのだろうか?
そこで、テーラーメイドMシリーズの変遷と飛びの進化を追ってみた。
あくまで個人の感想であることを前置きしておきたい。

1ヤード1万円!地クラブの凄さ
地クラブと言えば、カスタムメイドで自分にバッチリ合ったギアを組む楽しみがある。
「カスタムが分からないゴルファーが、吊るしのテーラーメイドやキャロウェイを使っている。」というのは偏見なのだろうか?
地クラブは10万円を超えると1ヤード1万円の費用が掛かると言われている。
そんなカスタムドライバーを使うゴルファーは、今までテーラーメイドなんて見向きもしなかったと言っても良い。
工房ですら大手メーカーの取り扱いは恥だと思っている向きもあるようだ。
少なくともM5、M6が登場するまでは・・・地クラブの土俵に乗ったテーラーメイド。
テーラーメイドが逆転の発想で、高反発を適合までギリギリヘッドにしたのがM5、M6である。
今までギリギリヘッドはプロトタイプやプロ支給品の専売特許で飛ばない訳が無い。
これらのモデルは今でも稀少で、圧倒的な飛距離性能を有している。

ある程度の反発係数にバッファがあるヘッドを我々は使用してきた経緯がある。
地クラブのアドバンテージは大量生産する大手メーカーと違い、小ロットで高品質を謳い文句に顧客を獲得してきたのだが、その十八番がギリギリの反発係数である。
そこに、大手のテーラーメイドが殴りこみを掛けてきたのだから飛ばない地クラブメーカーは、さぞかし戦々恐々だと思うのは私だけだろうか?
それでも数多ある地クラブメーカーを、一括りで地クラブの優位性はなくなった云々というのも乱暴な話。
まずは、テーラーメイドのM1からM5までの進化を総括してから、次回は地クラブと対決という打ち比べを行ってみたのである。

テーラーメイドM1 M3 M5を打ち比べてみた。
それぞれのヘッドに一番飛ぶと思われるシャフトを何種類か用意した。
ツアーAD IZ6S、地クラブとの比較用にバシレウススパーダ6S、そして純正カスタムのツアーAD VR6Sの3種類。
ヘッドはM1 460㏄ 2017モデル9.5度、M3 460 9.5度、M5 9度の3種類。
測定はまずゴルフレンジで行い、次に実践投入という念入りな打ち比べ。
それと言うのも3モデル共にランが売り物なだけに、ゴルフレンジの硬い地面に叩き付けられて、転がった距離を測っても仕方が無い。
ゴルフレンジではキャリーを主に測定した上で実践ではランも含めた打ち比べを比較してみた。

キャリーはM1とM3に軍配
最初はM5が一番キャリーを稼げると思いきや意外な結果である。
この差は何かと言うと弾道の高さの問題と思われる。
M5のロフトが0.5度立っているとは言え、M5は叩いて高さを出さないと基本的に上がらない。
ウェイトポジションの調整も然ることながら、高弾道で打ち出すためにはかなりシャフトに拘る必要がある。
今回、一緒に試してもらったT氏はプライベートでもM6のVR6Sを使用している。
T氏曰く、「VRというシャフトは以前のMJを硬くしたようなシャフトで、先が若干動くためドンピシャで打つとヘッドが上向きに返ってきて、思わず高い球が出る時がある。」そうだ。
硬めの先調子を使いこなせるなら、このシャフトの動きで上がり過ぎずに高さを抑えて高弾道のビッグキャリーが出せると言う。
なるほど、IZやトルクを2.6まで絞ってあるバシレウススパーダには到底出来ない芸当だ。
そもそも、M5は浮力重視に設計されている訳ではなく、ロースピンでランも一緒に稼ぐという開発コンセプトの上に、反発係数をギリギリに調整するジェルをフェースに注入しいているのだから、フェース自体はある程度肉厚になっていることが想定される。
そうなるとフェースが厚い分高さを出すのは、過去のモデルよりもしんどいのもうなずける。
それを証明するかのようにフェースがディープフェースではなく若干シャローに作られているようだし、このシャローフェースが高さを足すための一助になっているのかも知れない。

余談だが、このフェースをバーナーで炙ってフェース内部の樹脂を気化させて打ったという人がいる。
結果は激飛び高弾道でもの凄い球が出たそうだ。
M1、M3はフェースを薄肉化して重心配分で高さを出す設計思想だったのに対してM5は逆転の発想で厚肉処理されたヘッドであるというのがどうも結論のように推測出来る。

直進性を比べてみた!
直進性を把握するのに一番はフェードよりスライスをまず打ってみることだ。
どの程度スライスするかによってある程度の直進性は把握出来る。
想像通り、直進性が一番劣るのはM1。
M3から採用されたツイストフェースは、直進性にはかなり有効で曲がろうとする球を曲がらないように押し戻しているような弾道がいくつも見受けられた。
このツイストフェースに、弾道の高さを抑えたM5が直進性で一番優れていたのは非を見るより明らかだったのは言うまでも無い。
ただ、いざドローボールを打ってみるとこれは逆転するのである。
全モデルロースピン系ではあるものの、一番ドローを打ち辛いのがM5で打てても緩やかなドローに留まる。
M5より若干M3の方が弾道が高い分ハイドローが打ちやすい。
M1は、この中ではドローが打ちやすいドライバーという評価だった。
どんな持ち球に一番適しているかと聞かれれば、ドローヒッターにはM3、フェーダーにはM5、ビジネスゾーンのしっかりしているヒッターにはM1で高さを出して距離とランを稼ぐというのが適しているように思う。

ランを比較してみた!
一番転がるのは弾道の低いM5だったのは言うまでもない。
そして一番転がらないのがM1。
ただ、安定した大きなドローが打てる人にはM1が一番打ちやすいはずでランも大きく稼げる。
捕まったストレートフェードでランまで稼ごうと思うなら迷わずM5だ。
球が低い分、他のM3やM1よりランが出るのでドローとフェードを打ち分けても飛距離差が他よりも無い。
先ほどのT氏が、硬めの先調子シャフトならストレートフェードで思い切り叩いて行けるとも言っていた。
先調子なら、自分の使っているフレックスをワンフレックス上げるだけで5ヤードから10ヤードの飛びが期待出来るのではないか?そんなインプレッションだったのである。

最後に飛距離を総括!
M1とM3の飛距離は殆ど同じで遜色無いが、ミスヒットに寛容なのがM3で、しっかりミート出来る自分のスィングを持っている人にはM3よりM1の方が打ち分けもしやすいし曲げ幅もコントロールしやすい。
やっぱり一番飛ぶのはM5と言う結論だったが、曲げようとか余計なことを考えるドライバーでは無い。
叩いて枠の中に収めていくドライバーだった。
そういう意味では面白みに欠けるドライバーでもある。
ドライバーが苦手な人はM5はかなりの武器になるだろうが・・・。
狙いどころにしっかりと納まる性能の高さは、他のドライバーよりもかなり優れているが、これはあくまで一般論であり、自分の持ち球によってはアレ?ってことにもなりかねないので注意が必要。
とにかく5ヤードから10ヤード飛距離を伸ばしたいならシャフトを吟味する必要がある。
M5、M6の純正カスタムに先が動くシャフトがラインナップされているのも、高さを出すことを意識してのことなのだろうか?
はたまたシャフトメーカーの新商品サイクルが弾き系が多かったからなのだろうか?
自分のスィングを考えてみたら、自ずと答えは見つかるはずなのだが、少なくとも粘り系を使っている人が弾き系を使うには勇気がいる。

先調子を使うならワンフレックスもしくは短くしても飛距離はさほど変らないので重量帯を上げてシャフトのしなりをしっかり縦向きに意識して組むことだと思う。
また、粘り系はフェードを意識していかに叩きやすいかでシャフトを選ぶ必要がある。
あまりしなりが大きいのは力が伝わりきれずに飛距離を落とす可能性が高そうだ。
一番自分に合っているシャフトをメーカーカスタム以外でも考慮してみるのは、飛距離アップの近道のような気がするMシリーズであった。
カチャカチャでその日のコンディションでシャフト選びが容易になるし、自分のスィングとクラブの相性を徹底的に追求出来ることが今回の打ち比べではっきりと分かった。
快打俱楽部ではテーラーメイドのヘッドに色々なシャフトバリエーションを提案していきたいと考えている。
次回は、飛ぶ地クラブとM5の飛距離比較をコメントしてみたい。
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最近巷を賑わせているクラブといえば、WAOWW(ワオ)とBB4だろう。
中古市場でも殆どモノが無く流通量が極めて少ない。
どちらも、あったとしても10万覚悟の中古ドライバーだ。
噂ては、BB4はヘッドスピード45以下のプレイヤーに絶大な人気。
片やワオはヘッドスピードの制約は無いのだが、何故これほど人気になったのだろうか?
その辺を検証してみたい。

BB4に助けられた!誰しも、「今日はドライバーの調子が悪い!」とか、ティーショットが今ひとつというラウンドがある。
BB4を手にした友人から、「このドライバーに変えてから、かなり助けられている」という話を聞いた。
この友人のヘッドスピードは43。
BB4を購入する際、ワオとどちらにするか迷ったそうだ。
結局はワオを諦めた経緯が両者の違いなのだった。
結論から言ってしまえば、ミスヒットと飛距離の落差が少なかったBB4を選んだ理由だったのだが・・・。
ミスヒットに付き物の飛距離ロスと曲がり。この両者がBB4は極めて少ないのが、ラウンドで助けられている理由である。
トップしても球を拾って上げてくれるから飛距離ロスが少ない。
そしてトップした球は真っ直ぐ飛ぶのでソコソコ良いポジションにある。
フェースの上部でヒットしても飛距離が落ち辛い。
下はスプリングのような蛇腹がしっかり弾き返してくれるし、上はテンプラでもしない限り棒球で飛んで行く。

奇抜なデザインがゴルファーを救う!
BB4の特徴は、ソールの蛇腹形状にある。
ヘッドスピード48の友人がBB4を打った時、「打感が柔らかいんだけど、シャフトが柔らかいのかなぁ?ちょっと感じが違うんだよな???」
ローハンデの彼は違いを一発で見抜いている。
ソールの蛇腹形状が打感に寄与しているのを感じているようだ。
打ち終わっての感想は、「球が上がるね。少し高さを抑えた方がもっと飛ぶんじゃないかな。それよりも、方向性の良さは抜群だね。」
実際、私も打って感じたのは同じ感想である。
右にも行かないし、左にも行かない。
ただ、ひたすら真っ直ぐ飛ぼうとする。
トップしてもヘッドのスプリング効果で球を持ち上げてくれる。
これが、ラウンド最中に助けられたと言わしめたBB4の秘密だ。
従って、長尺で組んでも曲がりが少ないから極めて安心感が高い。
BB4は、振り切れる限りのシャフト長で組むのがオススメで、他のヘッドには無い恩恵に預かれそうだ。
この蛇腹のような重複したスリットは、この部分が柔らかいかと思うとそうでは無さそうだ。
この部分はスリットが入っている分内部強度がいる。
逆にスリット部分は強度が高いはずなのだ。
フェースにぶつかったボールはヘッド内部の強度の高い箇所に弾き返されるという理屈ではないだろうか?
それがスプリングのように重層スリットになっているがゆえに、スプリングで押し返されているように感じるのではないかと推測している。

もう少し飛ばしたい!夢が叶うのがBB4だった。
よく、もうちょい飛ばしたいとボヤいている人がいる。
ゼクシオが出ると待ってましたとばかりにニューモデルを購入し、飛距離をゼクシオの進化に委ねているのでは?と思わせるゴルファー達に一石を投じたのがリョーマだった。
棒球で上がって転がる。
リョーマの開発コンセプトは、同時にゼクシオの弱点だった引っ掛けからも救われることになったとも思う。
そこがゼクシオとの差別化となりヒットした要因なのだろう。
テレビで原辰徳氏が石川遼プロをオーバードライブしたり話題性抜群だったリョーマ、絶大な人気を誇るゼクシオに強敵が現れた瞬間だった。
この層のゴルファーは道具に対しての投資額が違う。
そんな層にフューチャーしたカテゴリーキラー。
それがBB4だろう。
明らかに、ヘッドスピード40台前半がターゲット。
長尺化してもフェアウェイの枠を捉える性能と高ミート率を実現出来るヘッド特性は、過去に例を見ない安心感と飛距離をもたらしてくれる。
ミズノのニューモデルも、このBB4の蛇腹ソールを模したかのようにも見えるのは私だけだろうか?
BB4の開発者は、過去にこの層をターゲットに展開していた大手メーカー出身者らしい。
この層が、どうしたら楽に飛ばせるかだけをひたすら考えて来た開発者軍団が世に問いかけたのがBB4である。
長年にわたり培われてきた飛ばしと操作性の引き出しを、ここぞとばかりに具現化して大きな話題をさらっている。
ハッキリ言って、40台前半のヘッドスピードなら、今BB4に敵うドライバーは皆無ではないだろうか。

ワオのポテンシャルは誰でも引き出せる!
構えた瞬間、顔の良さと打ちやすそうなフォルム。
「ワオはやりそうだな!」そんな臭いがプンプンした。
噂では、このヘッドはグランプリが作っていると聞く。
それでもグランプリのようなタフさは感じない。
そうならば、飛びに不安要素は皆無だ。
むしろ、ヘッドの癖さえわかってしまえばオンリーワンのドライバーになるだろう。
早速試打開始。
ヘッドを指で弾いてみると結構金属的な音、さぞかしキンキンの打感と思いきや全くの真逆で、グシャッというボールの潰れ感を感じた後、おとなしい金属音を残して物凄い勢いで弾き飛んで行く。
飛ぶドライバーだけが持つワンランク上の打感だ。
過去にも経験したことの無い初速の速さ。
ヘッド ビハインド ザ ボールを意識していると出球を見失い、フィニッシュを取る頃にはもう打球は頂点に達する寸前なのだ。
そして、パワーミーリングのおかげなのか、頂点に達した球が直線的に伸びているのが見て取れる。
滞空時間の長さを高さで分かる道具は数知れど、球の伸びで感じることが出来るドライバーは少ない。
最後のひと伸びが凄いといったドライバーは多いのだがこのドライバーはその上を行く、最後は伸びっ放しなのだ。
高弾道ヘッドなどモノともしない剛球を生み出すヘッド。
「飛ぶわコレ!」決して高さの出るヘッドでは無いのだが、どんなに叩いても、どんなに引っ張っても左に行かない。
しっかり、右懐を作ってあげないと球筋は明らかにフェード回転になる。
ドローヒッターが手放しで喜ぶ性格なのだろう。
少々のミスヒットでもバナナボールみたいな大きなスライスも出ない。
スライサーにも計算出来る曲がり幅だから、引っ張っても、右に出してしまってもしっかり枠の中に収まってくれる。
先程のBB4とは真逆のヘッドで、シャフト次第でいかようにでも料理出来るヘッドである。
シャフト選びさえ間違えなければ、最長飛距離更新も出るヘッドなのだ。

とにかく、叩ける仕様で組むべき!
ワオは、元々オートマチックに高さが出せるヘッドでは無い。
高さは自分で出す。
カチ上げて高さを出すのでは無く、上からボールを潰すイメージで振り切ることが、このヘッドの正しい使い方だろう。
BB4のように長尺化して飛距離を伸ばす細工も無ければ、ヘッドに高さを求めてもイケない。
むしろ、右にスッポかさないシャフトで、思い切り叩ける長さと調子だけを考慮すればこのドライバーは今までのどのドライバーよりも飛ぶだろうし、どのドライバーよりも言う事を聞く優等生になるはずだ。
45から45.25インチぐらいでしっかり叩きに行けば、間違いなく飛ぶから飛距離はシャフト長では無い。
PGAのプロが45インチ以下を使う理由がハッキリ分かるのがこのドライバーの最も優れているところだ。
左に行かない究極の安心感は、一番叩けるシャフトを挿す事だけで最長不倒をモノにすることが出来そうだ。

更なる飛距離を求めるなら…
テーラーM5やM6、キャロウェイのエピックフラッシュが、反発係数ギリギリで地クラブの領域に乗り込んで来た。
これだけ飛べば、もう地クラブの出番は無いと思いきや、やっぱりモノが違うのを実感した試打だった。
テーラーもキャロもニューモデルを打たせてもらった。
確かに飛ぶし、今まで自分がチョイスしてきた地クラブと比較しても、贔屓目に見ているのかもしれないが、打感や操作性はまだ一歩及ばないのでは?と思っていた矢先にワオに出会った。
明らかにこっちの方が飛ぶし、打感も遠く及ばない。
価格的にも大きな差があるのだが、このレベルになると1ヤード1万円の価値がありそうだ。
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■アクシスゴルフ Z1ツアースペック9.5度(HC付良品)ファイヤーエクスプレス プロトタイプ2014 Ver.1 F2
■クレイジーCRZ435 リミテッドエディション 10.5度 ファイヤープロト75S
■Mグローレ 10.5度 スピーダー661EVO4
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前回、モンスターUTを題材にコメントしたのだが、今回は引き続きモンスターFWについてコメントしてみたい。
兼ねてより、激飛びFWについては何度かコメントしているが、FWの飛距離性能がここまで凄くなってくると、正直ドライバーを使う必要性があるのか?と思ってしまうほどだ。
ヘンリク・ステンソンがドライバーを使わなくても世界ランキングの上位にいるのだから、我々アマチュアにとっても同じセッティングで精度の高いショットを打てる日が来ているのかも・・・。

ドライバーと互角以上に渡り合うムジーク・オンザスクリューDF
あるラウンドでのこと。
同伴競技者は私と同程度の飛距離のA氏。
あとの二人はだいたい10ヤード程度遅れている4人組だった。
この日はドライバーの調子が思わしくなく、モンスターFWと呼び声の高いムジーク・オンザスクリューDFの3Wを忍ばせていた。
いつも3Wは、プロシードRチタニウムツアーで臨んでいるのだが、この日はムジークを試してみたいのもあった。
まだコースデビューした事の無いFWだけに序盤は芝の上から直打ち。
いつものプロシードのようにヒットすると高さが今ひとつなのだが、中弾道でロケットのような加速で飛んで行く。
ロングホール残り260ヤードはフォールアウェイグリーンということもあり、行ってみるとグリーンオーバーしていた。
「何と言う飛距離・・・!」
噂に違わぬモンスターFWの実力を確信した。
このFWでボールを止めることはまず不可能と知る。
それならばと、ティーショットで使い始めたのだったが、まず曲がらない。直進性が非常に高い。ティーアップするとかなり良い弾道で飛んで行く。
フェアウェイキープ率100%だったことは言わずもがなだ。
同飛距離のライバルと飛距離差も全く無い。
当たれば確実に260ヤード以上飛んでいるのだから、ドライバーの必要性を疑うラウンドだったことは言うまでも無い。
ムジークの場合、4Wがラインナップされている。
3Wと同じだけ4Wに人気があるのも納得だった。
3Wの場合は球の上げやすいシャフトが必須。
中調子や手元調子が好みのゴルファーでも、通常スペックより硬めの弾き系シャフトを挿した方が球が上げやすいと思われる。
曲がりが少ない分、センシティブなコントロールを要求するようなヘッドでは無いし、上げることを優先にシャフトを選ぶことだろう。
5Wはまだ試したことは無いが、HS46の私で235ヤードは出せると思われる。
UTとの飛距離差を考えると、新たにモンスターUTも調達しなくてはならなくなることは間違いない。

高さと飛距離が共存するプロシード・Rチタニウムツアー
DATの心地良い打感。
当たった瞬間高弾道、高初速で飛距離を稼ぐFWと言えば、何と言ってもプロシードだ。
歴代プロシードのチタンFWは安定した飛距離でぶっ飛びFWの一つと言っても良いだろう。
飛距離こそムジークに及ばないが、操作性とやさしさは他のFW以上だと断言出来る。
このFWは、ワンフレックスか半フレックス硬めのシャフトを挿すことをオススメしたい。
高弾道なので、硬いシャフトを使ってシャフトの挙動を少なくしてやると飛距離が確実に伸びる。
HS46の私が、今まで3Wは235ヤードだったのを一気に250ヤードで計算出来るようになったのは、プロシードのおかげだし、シャフトもトルク2.6まで絞った結果コントロール性も向上し、思い切り叩いていけるようになった。
いかにムジークが飛ぶと言っても、最近、秘密兵器のドライバーを手に入れた(後日、このドライバーのことはモンスタードライバーとして詳しく紹介したい)のでプロシードの3Wと5Wは今でもエースなのである。
ここにムジークが割り込むと、FWとUT総取っ替えを余儀なくされるわけだ。

ランが凄いロッディオFWも負けてない!
ロッディオが激飛びFWを発売した時、スグに飛びついて大失敗した経験がある。
巻き球が凄く、引っかかるので制御不能になってしまったのだ。
リシャフト、調整を重ねること半年。
結果的には、引っかかりの原因が分かったのがソール形状によるものだった。
直打ちだとヒール側が当たってヘッドが返ってしまうのである。
まだその当時、下駄ソールやTソールのオプションが無かったため、少し短めに組んで可変スリーブで2度オープン、シャフトは3回も入れ替えた。
工房しかレンチが提供されていないので、毎回工房に持ち込んで鉛を仕込んだり、やっとの事で使いモノになった。
激芯ヒットで260ヤード飛んだ時には、涙が出そうなほど感無量だった覚えがある。
その後、Tソールがオプション発売されて、即入れ替えて±0に戻したが、さすがに260は出ないものの250は飛ばせるので飛距離も殆ど変らず。
このヘッドの凄さはグシャッという潰れたような打感で、金属音を一切残さず高初速で飛んで行く事。
ドローボールでのランは想像以上に転がっている。

バルドVSプロシードなら飛距離はバルドに軍配!
バルド568FWは、シャローヘッドのSが発売されて高さが出せるようになったのだが、私のスィングだとシャローよりも初代の568FWの方が良い球筋で飛ばせる。
飛距離は、ムジーク>ロッディオ>バルド>プロシードの順で、実際のポテンシャルはバルドとプロシードは同等程度か?
それと言うのも、表示ロフトがバルド14.5度、プロシード15度で、個体差があるとは思うが0.5度のロフト差分と思った方が良さそうだ。
バルドとプロシードはDAT地クラブの両雄と言っても良いメーカーなだけに、材質の特性を熟知してクラブデザインしていると思う。
DATの特性である、弾きが強く球離れの早さを感じるプロシードのヘッド。
ボールが食い付いてフェースの如何にも強靭な弾きを感じるバルド。
アベレージヒッターでもしっかり弾き感を感じることの出来るプロシードに比べて、バルドはヘッドスピードが早ければ早いほど打感の柔らかさを感じることが出来るヘッドだろう。
ここまで来ると後は好みの問題。
ドライバーでもこの2社は好敵手だし、打感の好みと球筋の違いがイコール選び方となる。

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ムジーク オンザスクリュー DF 3W 15度 バシレウスFW75 S(ヘッドカバー付 美品) ■
リョーマ F3 3W 15°SR(新品未使用品ヘッドカバー付 メーカー保証なし) ■
リョーマ F3 3W 15°S(新品未使用品ヘッドカバー付 メーカー保証なし) ■バルド568 3W 14.5度 ディアマナ B60 S
■ロッディオFW 15.5度 ツアーAD M9003 7S Tソール装着(良品ヘッドカバー無し)
■プロギアTUNE02 3W ATTAS FW6S(ヘッドカバー付)
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最近プログレスのBB4というドライバーが人気だ。
新品でも中々手に入らないだけに、どんなドライバーか気になるところだが、知人の一人が兼ねてより飛ぶと言っていて、とうとう手に入れたので打たせてもらった。
単刀直入に言うとアスリート向けではなく万人向けドライバーである。
ハイヘッドスピーダーには少々ライト過ぎるのだが、HSが40台前半のゴルファーには大きな武器。
方や、叩いて浮力を自分で出すドライバーに一発ドライバーが多い。
ジェイビーム435などはその典型で、葭葉ルミプロはクレイジーが提供するこのヘッドでガンガン飛ばしている。
リミテッドブラックはフェースにロースピンミーリングが施されているためジェイビーム至上最強の激飛びヘッド。
そんなことから、今回は叩けるドライバーとコンスタントに飛距離を稼ぐドライバーを比較検証してみたい。

叩けるドライバーとコンスタントに飛ぶドライバーどう違うの?
さっそく本題に入ろう。叩けるドライバーとコンスタントに飛ぶドライバーの決定的な違いは一発が出るか否かである。
一発が出るドライバーは基本的に芯が狭く、高ミート率でヒットしないと一発が出ない。
その代わり激芯ヒットとなると、ヘッド全体のパワーを一点集中で開放するためビッグキャリーを叩き出す。
ただ、このキャリーを稼ぎ出すだけのパワーが求められるので、最適な仕様じゃないとクラブに負けてしまったり、スィングに合わなかったりするため飛ばせないのである。
飛ぶための要素としては、クラブに合った適性ヘッドスピードで自分のスィングに見合ったスペック、最適なボール初速、ミート率は最低1.45以上となる。
ただ、スィートスポットが広いとミート率は上がりやすい。
さらにヘッドのパワーをどう伝達して飛距離に変換しているかがクラブによってもまちまちだ。
先ほどのBB4は、まさしくワイドエリアのスィートスポットで、このエリア内でヒットすれば、ソール部にある蛇腹が弾き返してくれるという設計だが、一発が期待出来るドライバーではない。
一発期待のドライバーでは無くコンスタントに飛ぶドライバーに分類される。
評価とは恐ろしいもので「飛ぶ」という一言に惑わされてしまうと、買ったは良いけど飛ばないという評価にもなってしまうのは人それぞれの「飛ぶ」という基準が違うからだ。

コンスタントに飛ぶドライバーは飽きやすい。
自分のドライバーは、一発ドライバーか?それともコンスタントに飛ぶドライバーか?
実は、コンスタントに飛ぶドライバーを使っているゴルファーは安定感は高いのだが、非常に飽きやすくもっと飛ばないか?と模索している人が多いも事実。
そんな人は、平均して飛ぶ優等生ドライバーなのに、ラウンド中ライバル視するゴル友が一発激飛びの瞬間、自分のドライバーに対して疑心暗鬼になってしまったりするのかも知れない。
また、ニューモデルのドライバーにも反応しやすい人が多いので、飛びついて失敗なんて事も良く聞く話だ。
ここで、ドライバー選びは一度立ち止まって、まずは自分を見つめてみることが必要。
まずは、打てる打てないは別として好みから入る。
試打はその後にするべきだと私は思っている。
■どんなヘッドが好みか?①シャローorディープ?
②捕まりは?重心距離長めor短め?
40㎜未満と40㎜以上で選ぶと良い(最近では38㎜を境で考える人もいるうようだが・・・)
③棒球orスピン系?
見た目で判断するならフェースミーリングあるorなしになる。
■シャフトは?④シャフトは先調子or中調子or中元調子?
⑤シャフト重量は?
今まで使っていて気に入ったシャフトの重量帯を選べば良い。
大まかには上記で該当する完成品を選んだら自分好みのドライバーであることは確かだし、これら候補で試打クラブを絞るべきだ。(写真はツアーadの開発基本モデルとなっているというPT。ツアーad至上一番素直なシャフトといわれている)
■試打してクラブを決定するポイント⑥一番はミート率が高いもの。
⑦打ち出し角が適性なもの。
HS40以下は14~16度、~HS45は12~15度、45以上は12~14度。
バックスピン量は重要だが、最近のクラブはフェースミーリング等の効果で打ち出し角とバックスピン量が少なく出るドライバーが結構ある。
実は、このようなドライバーが一発の出るドライバーとなるので、少し数値が低めのスペックを選ぶのも叩けるドライバーを選ぶ場合は選択肢の一つだ。

球が上がるドライバーはココに注意!
ディープヘッドを好むゴルファーは、パワーで球を上げなければならないのが一般的だ。
アスリートやパワーヒッターの好みに共通するディープヘッドは、体を回さないとミスが顕著なため手打ちはご法度。
ラウンド前にしっかり練習やストレッチを怠らない人が多く、ラウンド序盤からしっかり体が回っているゴルファーが飛ばすことの出来るクラブだ。
ディープフェースをチョイスする人は、飛ばない理由をクラブのせいにする人は少ないだろう。
シャローヘッドの球が上がりやすいドライバーを好む人は、ソコソコ球が上がるので、数ホールラウンドしてから球が上がり過ぎるなんてこともしばしばある。
このようなドライバーは基本的に自分に合ってないアンダースペックのドライバーと認識した方が良さそうだ。
むしろ、シャローヘッドでも最初はイメージより少し低めの出球の方が、コンデションが上がるに連れて適性な弾道になってくるので尻上がりに飛距離も出てくる。
結局は、ラウンド前のコンディショニングに尽きるのだが・・・

キャリーを伸ばす!
飛ばしは何と言ってもキャリーの球筋をしっかり作ること。
いくらランが凄いといっても、しっかり弾道を作ってあげないと飛距離はどうやっても伸びない。
キャリーを伸ばそうとすると余計なところに力が入り、思い切り振っているのに飛距離が出ていない人が多い。
一番勘違いが多いのがオーバースィングだ。
捻転が完了しているにも関わらず、そこからさらに上に振り上げてトップが高くなるため、軸足となる蹴り足が伸びてしまい、下半身がパワーダウンしてハーフウェイダウンの勢いは凄いのにインパクトでパワーロスが多い。
そして、フォローが小さくなって入射角が大きくなり、スピン過多というバランスを崩したスィングとなってしまう。
結果、腕をこんなに振っているのに飛ばないという、力の伝達がバラバラなスィングになってしまう現象だ。
プロアマなどで、プロのドラコンホールでのマン振りは、トップの位置はいつもと同じでフォロースルーで振り切っているためフィニッシュが取れなくなってフラつくという程度だ。
このような場面を見ると、プロはフィニッシュが取れないほど下半身を使っていることがハッキリ分かる。
飛ばすために必要なのは、スィングの半径を大きくすることで、トップを上に持ち上げてV字に振ることではない。
上に持ち上げても下半身でしっかり粘って大きなフォローが取れるU字のスィングをすること。
トップは上だけではなく、右利きの場合は右へ右へと、体より遠くへ遠くへトップを持っていくことで、スィングプレーンを大きくしている。

叩くとはこういう事!
足腰が耐えられるまでトップを遠くに持って行き、腰を素早く切り替えして右懐を大きく作る。
右懐を大きく作れれば懐の中でクラブコントロールが出来て、体の近くでクラブを回すことが出来るため、パワーロスが無くなる。
右懐でボールを捕まえたら、後は投げ出すような大きなフォロースルーというのが飛距離を伸ばす理想形だ。
この時捻転が足りなかったり、腰のキレが甘いと右に懐が作れず、カット軌道でクラブが降りてきてパワーを担当する手首(右利きの場合は右手首)が早く返ってしまうので完全な手打ちになってしまうのである。
捻転が出来ているかどうかのバロメーターは、トップでの切り返しの時に方向を司るグリップの親指(右利きの場合は左親指)にしっかりシャフトが乗って切り返しているかどうかで判断出来る。
左親指に乗らず親指と人差し指の間にシャフトが乗って切り返すとフェードになり、擦ってしまうと飛距離を落とす場合もある。
この左親指と人差し指の間にシャフトを感じてしっかり芯を捕らえるとストレートフェードとなる。
いわゆるイン・トゥ・インのスィングプレーンでパワーフェードとなり、ドローより飛ぶフェードボールとなるのである。
叩くというのはこの右懐でパワーを伝達する力感のことであり、ハーフウェイダウンの後にインパクト寸前の操作のこと。
これが飛距離を伸ばす最大の秘訣で、さらに壁の足で思い切り地面を踏んで大きなフォローを作ることだ。
もちろん、スィングプレーンの半径を大きくしようと思えば、その大きな動作に耐えられる下半身が必要になることは言うまでもない。
限界までトップを引っ張れる下半身とインパクト後にどれだけ地面を踏めるかが大きな飛距離を生むのである。

バリ硬・縦挙動でビッグボールを狙う!
中調子や元調子のシャフトより、先調子のシャフトの方がビッグボールが出やすいと私は思っている。
動くと言われるシャフトは弾き系と言われ、先調子を意味する言葉なのは誰もが知る通り。
この先の動きを縦に使うのが一番飛距離を稼げるスィングであると思っている。
最近のUT専用シャフトがそれを物語っている。
ロゴマークを上にして、しなりが横軸でしか動かないため、変なねじれを起こす事無く、インパクトゾーンに入るとヘッドを上向きに持ち上げてくれるのである。
重心距離が短く曲がりの多いUTヘッドを、縦振りしやすいシャフト特性で、ヘッドの挙動を縦に安定させようと設計されているのである。
縦横にブレないということは暴れないし、変なねじれなく素直で直線的に上方向にヘッドが動くため高さを出せる利点がある。
ドライバーのシャフトとなると、先調子のシャフトは中間がしなって先が動くシャフトが多いため、ねじれてブレが多くなった上に暴れるというミスヒットが起きる。
私は通常Sシャフトを使っているのだが、これを解消するために、Xフレックスの先調子を打ってみたところ、先の挙動だけ感じて中間は非常に硬いためヘッドが安定して縦方向にヘッドを動かすことが出来ることに気が付いた。
芯でヒットするとかなりの高初速で大きなキャリーを稼ぎ出したのだ。
固定観念でこんな硬いシャフト振れないよ!と、Xというフレックスのみに恐怖心やコンプレックスを持っていると、このような一発は打つことが出来ないのである。
ヘッドスピードも当然上がる。
飛距離はヘッドスピードに比例するので、マン振りしなくてもシャフトのパワーとベクトルだけで充分叩けるのである。

かいだ
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■ テーラーメイドM3 460 9.5度 ツアーAD DI 6S(激飛び仕様 美品ヘッドカバー付)
■テーラーメイドM4 9.5度 ツアーAD IZ6S(美品 ヘッドカバー付)
■テーラーメイドM4 10.5度 ツアーAD IZ6S(美品 ヘッドカバー付 レンチなし)
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■テーラーメイドM2 プロトヘッド9.5度 純正TM1 217 S(美品 ヘッドカバー付き)
■テーラーメイドM1 460(2017)9.5度 ツアーAD IZ6S(ヘッドカバー付 レンチ無し)
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■ワオ(WAOWW)RV555 10度 ワクチンコンポGR450v R(ヘッドカバー付)
■ワオ(WAOww)RV555 10度 スピーダー569EVO5 S(美品 ヘッドカバー無し)
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■クレイジーCRZ 435 リミテッドエディション限定モデル FEプロトタイプ75S
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■グランディスタ RSW 9度 ファイヤーエクスプレス プロトタイプ65S(ヘッドカバー付)
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■ジャスティックプロシード R9 10.5度 ツアーAD TP6S(美品 ヘッドカバー付)
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■ブリジストン XD3C 9.5度 ツアーAD IZ6S(美品 工房限定モデル ヘッドカバー付)
■エポンAF155i 9.5度 ツアーAD PT6S
■エポンAF105 10.5度 スピーダー661 EVO2 Sフレックス(ヘッドカバー付)
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